Cascadia College（カスケディア・カレッジ）は、州内に34校あるコミュニティ・カレッジおよびテクニカル・カレッジの中で最も歴史が浅く、ワシントン湖北東部にある総合コミュニティ・カレッジとして設立され、成人向け基礎教育、ESL、専門技術資格・学位、2つの応用科学学士号プログラム、企業・継続教育、留学生向けの英語プログラムも提供しています。毎年、Cascadiaに入学する学生の約75%は、4年制大学の学位を取得することを希望しています。
Cascadia Collegeの基本データ
創立年
1994年
ロケーション
ワシントン州カスケーディア
人気のあるプログラム
- 総合学習
- ビジネス
- 理系の大学編入
- 看護学予科
- 生物学
学生数
学生総数：3,988名
FTES：2,238名
※FTES（Full Time Equivalent Students）は、フルタイム換算した場合の学生数です。
プログラムごとの学生数
学士号プログラム：54名
留学生：207名
ランニングスタート・プログラム：949名
職業再訓練プログラム：26名
※I-BEST（Integrated Basic Education Skills and Training）は、基礎教育と技能訓練を組み合わせたプログラムのことです。
※ランニングスタート・プログラムは、高校生がカレッジの授業を受講して、高校およびカレッジの両方の単位として換算できるプログラムのことです。
Cascadia Collegeの学生データ
学生の種類
- アカデミック／大学編入：76%
- 基礎教育：7%
- その他：12%
- 職業訓練：4%
学生の人種
アメリカン・インディアン／アラスカ・ネイティブ：2％
アジア：26％
アフリカ系アメリカ人：5％
ヒスパニック／ラテン：14％
太平洋諸島：2%
白人：67％
フルタイム・パートタイムの別
フルタイム：48％
パートタイム：52％
学生の性別
女性：53％
男性：47％
学生の平均年齢
19歳
Cascadia Collegeのユニークな特長
多様性、公平性、包括性における取り組みにおける大幅な前進
カスケーディアは、BIPOC（黒人、先住民、有色人種）の学生が大学につながり、メンタリング、リソース、サポートを通じて教育やキャリアの目標を達成できるよう、カスケーディア奨学金プログラムを開始しました。また、カスカディアは2022年に高校生を対象とした2つのStudent of Color Conferenceを開催する予定です。テーマは、アイデンティティ、コラボレーション、教育、リーダーシップ、社会正義などです。学生は、ツアーや「サンプル」クラスを通じて、大学のキャンパスでの生活を学びます。従業員のために、大学は、初心者のための平等と包摂の基本的な要素をカバーする10モジュールからなるオンラインの「平等と包摂の基礎」コースを作成し、さらなる学習のための基礎を築いています。
アメリカン・インディアンおよび先住民族研究の新しいコース
カスケディア・カレッジは、ワシントン大学と提携し、アメリカン・インディアンおよび先住民研究（AIIS）の新しいコースを提供する2校のうちの1校です。コースは、AIIS 102: Introduction to American Indian and Indigenous Studies、AIIS 103: The Indigenous People of the Pacific Northwest (PNW)、そして現在名称未定の3つ目のコースです。これらのコースを通して、カスケーディアは自らのコミュニティ文化における先住民族の経験を中心に据えるとともに、部族グループと協力し、彼らの学問的・労働的ニーズを満たす手助けをする予定です。倫理的には、この活動は、PNW先住民の現代生活と歴史的な地域経験を認識し、賞賛するものです。
シチズン・リーダーシップ・センター
カスケーディアは、すべてのアメリカ人が政治的な力を発揮できるよう教育することを目指す全米組織「Citizens’ Campaign」と提携し、「Citizen Leadership Center」になることを決定しました。この提携により、カスケーディアはより市民的な活動を行う市民を育成し、地域社会との関係構築や問題解決に取り組むことを支援します。学生は、「No-Blame Problem Solving」の手法を学び、Woodinville市、シアトル市、スノーミッシュ郡の現職・元職の議員を前に、荒れたガソリンスタンドの改善と修復、スノーミッシュ郡の2つの学校の間の交通量の多い道路に歩道を作る、シアトルのホームレス問題に取り組むといった提案を行う予定です。
出典：Washington State Board for Community and Technical Colleges, Field Guide 2022
