私の利用したELSは日本の大学と提携していたため、たくさんの日本人学生がいた。他には主に南アメリカからの学生が多かったように感じた(他のクラスはわからない)。語学学校自体は大変狭く、教室数も少ない。そのため隣の教室の先生の声が聞こえたりする。初級、中級、上級とそれぞれの英語力に合わせてクラス分けをされる。私の場合は中級クラスにあたったが、聞き取れない・話せない中で中級クラスの授業はついていくことができなかった。クラス分けは入学前のオンラインテストで割り振られる。しかし、私のような日本人・アジア人は文法はできるがリスニングやスピーキングが苦手な学生でも中級クラスに割り当てられる。中級クラスの学生の多くは、私からすると流暢に話しているように聞こえるし、先生の質問にも瞬時に応えられていたが、文法のテストは得意ではない様子だった。クラス分けの方法を変えてほしいと感じた。

なお、たった2週間の寮生活でルームメイトとうまく交流できず、カウンセラーポジションの先生に相談したときはすぐに親身になって相談に乗ってくれて心理面での対応には大変満足している。

なお勉学の面で、先生に相談に行くと、先生方は少数精鋭で回しているため、なかなか質問などをする時間を取ることが難しいように感じた。

文法の講義は私にとっては簡単すぎた一方で、スピーキングとリスニングが難しかった。そしてクラスメイトとの交流を中心に授業が進むが、クラスメイトの半数は話せない自分に時間をかけいている暇がなく、同じグループになっても基本的に見向きもされないことが多々あった。同じクラスの日本人学生は入学後1週間で初級クラスに移動し、精神衛生的に楽になったと言っていた。初級クラスの人たちはみんな話せないから、スピーキングにトライしようとすると傾聴してくれる雰囲気があること、中級クラスの学生は同じ国出身の人とつるみがちなことや、話せない学生に明らかに無視する雰囲気が強かったことが理由でクラスを変えていた。今回は、たまたま私が所属していた中級クラスの学生がこのようなタイプの人が多かっただけかもしれない。なお、私は一日3コマだけの短時間授業で、1～2コマが文法、3コマがスピーキングの講義だった。先生によって当たり外れが大きいと感じる。

日本人：3人(1週間後に2名は初級クラスに移動)
韓国人：0人
中国人：0人
その他アジア系：0人
ヨーロッパ系：0人
中東系：約2～3名
南米系：約10名
その他：
合計：約20名

参加していない。なお他の学生は有料のスキーや、無料の放課後文法クラスなどを取って、クラスメイトや学校の生徒と積極的に交流していた。

フィラデルフィアは治安が悪い印象があったが、私の滞在してたエリアは比較的治安がいい場所だった。また観光地やcityに出るのにも困らない距離感で、遊びに行くことも難しくなく、非常に恵まれた場所だったように思う。

寮

徒歩

3分ほど

100ドル
（私はかなり節約をしていた。なおルームメイトが初日にスーパーに行って大量の買い物をしてきて、私が使わない道具や食べない食べ物を含んでいたものの、お金を請求されている。その金額から半額に値切ってもらっても40ドル近く支払っている。）

私はELSにたった2週間しか滞在していないが、それでも大きなカルチャーショックを受け、しんどい思いも楽しい経験も得ることができた。その後は今回の留学の目的であるペンシルベニア州内の村に住み込み滞在をしていたが、そこでの経験もまた留学でしか得られない掛け替えのないものとなった。総じてすべてに満足している。

語学を学びながら遊びもしたいと思っている方には、強くお勧めする。一方で語学力短期間で一気に伸ばしたいと考えている方には、フィリピン留学などの方が安い値段で学習できると感じる。

インターネット

フィラデルフィアの語学学校を扱っているとても珍しいサイトだったから。アメリカ留学エージェントサイトの多くが西海岸やＮＹなどで、そうじゃない場所がよかったのと、私の場合はフィラデルフィアにある村に行くことが最大の目的だったため、その近くの語学学校を探していたのが大きい。

すべてメールでのやり取りで、それが時々しんどく感じた。またお金のやり取りに関してはメールだけのやり取りだっただけに不安に感じた。

zoomやオンラインチャットなど、その場ですぐにレスポンスできるツールを使ってもらえると嬉しいと感じた。

勧めます。

■これから留学しようとしている方へのアドバイス：

留学の目的は何かを明確に、言語化することをお勧めする。なくても得られるものはあると思うが、目的を持ったうえで現地に行く方が、つらいことがあっても忍耐強く学習に取り組めると思う。