海外の大学に留学するには?|海外進学

海外の大学に留学するための方法や必要となる英語力などをまとめてみました。

海外の大学に留学するには?

海外の大学に留学する場合、大きく分けると、①大学1年生として入学、②日本の大学から編入、③留学先国内から編入の3つの方法があります。

1. 日本で高校を卒業して現地の大学に1年生として入学

大学1年生からの大学の1年生に入学する方法は、高校卒業(見込み)の方が対象です。

留学生の合否判定については、高校の成績証明書、エッセイ(小論文)、推薦状などによる総合的な書類選考のみで実施されます。日本で行われるような筆記試験がある大学は少ないです。

要求される英語力は、学校により異なりますが、TOEFL iBT 79-80~100程度が目安になります。アメリカの州立大学の中には、TOEFL iBT 60で入学できる学校もあります。また、付属の英語コースを提供している大学や、語学学校と提携している大学などの場合、規定の英語力に達していない場合でも、英語力以外に入学条件をクリアしていれば、英語力が水準に達することを条件に入学許可書を発行してくれる条件付き入学制度もあります。

大学の1年生として出願して一流大学の合格を目指す場合、大学側が入学してほしいと思うような学生であれば、大学から返済不要な奨学金ができることもあります。高校の成績が優秀であること、国際大会などに参加しているなど特別な才能があること、英語力も最低でTOEFL 100以上があるといったような学生であれば、大学自体の奨学金をもらえる可能性も高くなります。

尚、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの場合、日本の高校を卒業してそのまま大学に入学するのではなく、大学に入学する前にファウンデーションコースの受講が必要となることもあります。

大学の1年生に直接入学するのが向いている学生

  • 高校の成績が良く、英語力も上級レベルの高校生
  • 高校の成績は良いが、英語力が中級レベルという場合は、留学生向けの英語コースが提供されている大学
  • リベラルアーツカレッジへの進学を希望している高校生

【リベラルアーツ・カレッジとは?】
一般教養学部のみの私立の4年制大学。一般的に規模が小さく、全寮制であることが多い。大学院がないことが一般的。アメリカの著名人の場合、大学はリベラルアーツカレッジの名門校に進学し、その後、有名な大学院に進学して専門分野を学ぶということが多いようです。

2. 日本の大学や短大から編入

日本の大学や短大に在籍している学生が対象です。日本の大学や短大で取得した単位は、審査の上、単位移行が認められると、大学の2年次や3年次への編入が認めれれることがあります。

ただし、国によって勉強する内容に大きな差がある科目(法律関連など)、専門性の高い科目、英語に関する科目については、単位の移行が難しくなっています。比較的単位の移行が認められやすい科目は、一般教養、国際経済などのグローバルな科目、普遍性の高い科目などになります。また、どれくらいの単位移行ができるかわかるのは、入学の手続きの後になることが多いです。

また、イギリスの場合、学部課程が3年間であることが多いです。日本の高校を卒業したら1年間は留学生向けのファウンデーションコースを受講し、その後、大学に進学して3年間で学士号を取得するというのが一般的です。日本で大学や短大の1年次が修了している場合は、留学生向けのInternational Year Oneプログラムを1年間受講し、その後、大学の2年次に入るというシステムもあります。

日本の大学から編入するのが向いている学生

  • 日本の大学に進学したものの、やはりどうしても海外の大学に留学したい方(大学1年生や2年生)

3. 留学先の国内での編入

海外の大学に直接入学するのではなく、アメリカやカナダのコミュニティカレッジやオーストラリアのTAFEなどへ留学し、コース修了後にその国の大学へ編入します。編入は制度化されており、一般的になっているため、スムーズな編入ができます。

学力や語学力が不足している場合でも、比較的入学基準が揺るやかなので留学しやすく、コミュニティカレッジでの2年間の一般教育課程で良い成績を納めれば、それだけ志望の大学へ編入できる確立も高くなります。

また、大学はどこでも授業料が高額ですが、コミュニティカレッジは比較的学費が安いため、学部入学して卒業するよりも、最初の2年間はコミュニティカレッジに通い、その後学部に編入して卒業するほうがトータルの学費が安くなるというメリットもあります。

あるいは、アメリカやカナダのコミュニティカレッジ、オーストラリアのTAFE、ニュージーランドのポリテクニックなどでは、学士号が取得できるプログラムも提供されています。大学に編入するのではなく、そのままコミュニティカレッジなどで学士号を取得するということも可能です。この場合は、大学に編入して学士号を取得するよりも、留学費用を節約することができます。

最初にコミュニティカレッジやTAFEなどに進学してから編入を目指すのが向いている学生

  • 高校の成績が芳しくなかった学生
  • 英語力があまり高くない学生
  • 奨学金はもらえなさそうなので、できるだけ授業料の安い学校に行き、留学費用を節約したい学生

コミュニティカレッジとは?

コミュニティカレッジ(コミカレ)とは、アメリカやカナダの公立2年制大学のことです。アメリカやカナダでは、大学へ進学する場合、日本と違って直接大学に入学するのではなく、公立の2年制コミュニティカレッジに進学し、2年間で準学士号を取得して、大学に編入するという方法があります。

これは、大学に直接入学する場合、入学基準が厳しく、競争率も高いため、なかなか希望の大学に入れないことが多いこと、そして、コミュニティカレッジの学費は大学と比較して安いということが理由です。コミュニティカレッジから大学への編入は、英語が母国語ではない留学生にとって、非常に有効な海外進学の方法となっています。

まずは、入学基準の低いコミカレに入学し、英語力を伸ばして、学業でも優秀な成績を収めれば、直接入学できなかった大学への編入の道も開けてきます

また、大学と比較して、コミカレのクラスは少人数制であるため、ひとりひとりへの配慮が行き届いており、環境にも慣れやすく、いきなり大学に入ってその雰囲気に飲まれてしまうという心配が少ないのもメリット。また、留学生に対しても十分な配慮をしてもらえるのも利点です。

そして、コミカレの授業料(注)は大学と比較して安いため、大学に4年間行くよりも、コミカレ2年+大学編入2年の方が合計の留学費用が安くなります。尚、大学編入を考えている場合、希望の大学への編入率が高いコミカレを選ぶのがポイントとなります。

(注)コミカレの授業料は大学よりも安く設定されていますが、一般のアメリカ人あるいはカナダ人と留学生の授業料は異なります。これは、コミカレがその地域の住民、税金を払って住んでいる人たちへの高等教育を提供することを目的としているためで、税金を払っていない留学生の場合は授業料が高くなります。

また、コミカレでは、大学編入コースだけでなく、さまざまな職業訓練コースを提供しています。短期間のコースや、資格が取得できるコース、実習の含まれているコースなど、その種類は多彩です。大学を目指さない方にも、目的にあったコースを見つけることができるのがコミカレです。このため、社会人の留学先にもなっています。

英語力が足りなくても大丈夫。集中英語コースが用意されているため、まずは英語を集中的に勉強します。その後、カレッジのコースを受講できる英語力が身についてから、カレッジのクラスを履修することになります。

コミュニティカレッジのメリット

  • 高校の成績が良くなくて志望大学に入学できなかった場合でも、コミカレで良い成績をとれば、志望大学への編入が可能になる
  • 入学基準が低いため、希望者は基本的には誰でも入学できる
  • 大学よりも授業料が安い
  • 大学よりもひとクラスの人数が少ないため、質問などがしやすい
  • 入学と卒業の時期が、2年制なら年2回、3学期制なら年3回ある

コミュニティカレッジのデメリット

  • 誰でも入学できるため、ちゃんと勉強しない学生も多いので、周りの環境に流されやすい学生には向いていない

コミュニティカレッジから大学への編入について

アメリカのカリフォルニア州およびワシントン州のコミュニティカレッジからの編入については、以下のページも参考にしてください。

大学編入のためにコミカレで履修する科目は?必要な成績は?|カリフォルニア州の場合
大学編入のためにコミカレで履修する科目は?必要な成績は?|ワシントン州の場合

海外留学に必要な英語力とは?

アメリカで必要となる英語力

アメリカの場合、大学によって必要な英語力は大幅に異なります。コミュニティカレッジの場合はTOEFL iBT 45~61、州立大学はTOEFL iBT 61~80、有名大学はTOEFL iBT 100以上となっています。ただし、コミュニティカレッジにTOEFL 45程度の英語力で入学できたとしても、入学してからまずは留学生向けのESLクラスの受講が必要になるということが多いです。

カナダで必要となる英語力

カナダの場合、コミュニティカレッジでも、4年制大学でも、TOEFL iBT 80程度の英語力が必要です。

オーストラリアやニュージーランドで必要となる英語力

オーストラリアやニュージーランドの場合も、受講するプログラムのレベルによって異なりますが、一般的にはIELTS 6.0~7.0が必要です。

いずれの場合も、英語力が不足しているときは、大学やカレッジの英語コースを受講するか、付属や提携の語学学校に入学し、必要な英語力を身につけてから大学やカレッジに進学することになります。

イギリスで必要となる英語力

イギリスの大学留学はIETLS 6.0~7.0が必要です。ただし、日本の高校を卒業してイギリスに留学する場合、通常は、大学進学準備コース(ファウンデーションコース)に入るのが一般的です。この場合は、IETLS 5.0~5.5が必要な英語力となり、ファウンデーションコースで英語力を高めながら、一般教養とスタディスキルの勉強をします。

尚、イギリスの場合、大学や大学進学準備コースを受講するための学生ビザと、英語コースを受講するための学生ビザが異なります。このため、他の国のように、現地に行ってからまずは英語コースを受講して、英語力がアップしたら、そのまま進学するということは、イギリスの場合はできません。

条件付き入学とは?

条件付き入学とは、英語力以外の条件をすべて満たしている留学生が大学付属のESL(英語を母国語としない留学生のための語学学校)で英語を学び、一定のレベルに達したら、正規の学部生として大学への入学が許可される制度です。

語学学校によっては、一定の英語コースを受講してそのコースを修了すれば、大学で規定している入学基準の英語レベルに達したと認定を受けられるように各大学と提携しているところがあります。このような語学学校へ留学し、語学力を高めれば、大学に入学する前に、留学先の国での生活にも慣れ、大学への入学もスムーズになるため、このような語学学校への語学留学はおすすめです。

また、カリフォルニア州やワシントン州のコミュニティカレッジでは、コミカレに出願すれば、コミカレの入学許可書と大学の条件付き入学許可書が一緒に取得できるところもあります。

英検留学とは?

ほとんどの大学やカレッジでは、TOEFLあるいはIELTSスコアで入学資格となる英語力を判断しています。ただ、アメリカやオーストラリアの一部の大学では、英検の合格証を英語力の証明として認定してくれる学校が増えています。

通常、認められるのは英検準1級。2年制大学(コミュニティカレッジ)の中には、英検2級Aでも入学許可するところがあります。英検2級Aとは、4技能合計のCSEスコアが2150点以上で合格した場合にA判定となります。

アメリカで英検が認められる学校の一覧(日本英語検定協会のサイト)2021年11月現在の情報
オーストラリアで英検が認められる学校の一覧(日本英語検定協会のサイト)
カナダその他の地域の認定校の一覧(日本英語検定協会のサイト)

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