
オーストラリアでアルバイトや仕事をする予定がある方は、TFN(Tax File Number/タックスファイルナンバー)を取得しておく必要があります。
TFNは、オーストラリア国税庁(Australian Taxation Office/ATO)が発行する税務上の個人番号です。学生ビザでアルバイトをする方、ワーキングホリデーで働く方、現地で収入を得る可能性がある方は、到着後できるだけ早めに申請しておきましょう。
この記事では、2026年時点の公式情報をもとに、オーストラリアのTFNの申請条件、必要な情報、オンライン申請の流れ、申請後の注意点をわかりやすくまとめています。
- TFN(タックスファイルナンバー)とは何か
- 学生ビザ・ワーキングホリデーでTFNを申請できる条件
- TFNのオンライン申請に必要な情報
- TFN申請後、届くまでの期間と注意点
TFN(タックスファイルナンバー)とは?
TFN(Tax File Number/タックスファイルナンバー)とは、オーストラリアの税金やスーパーアニュエーション(退職年金)に関する手続きで使われる個人番号です。
オーストラリアで働く場合、雇用主からTFNの提出を求められます。TFNがない状態でも働くこと自体は可能ですが、税金が多く源泉徴収されたり、一部の手続きで不便が生じたりすることがあります。そのため、学生ビザやワーキングホリデービザで働く予定がある方は、到着後早めにTFNを申請しておくのがおすすめです。
TFNは一人につきひとつだけ発行される番号です。ビザを変更したり、住所や仕事が変わったり、いったん日本に帰国して再びオーストラリアに戻ったりする場合でも、基本的に同じTFNを使い続けます。
TFNの申請料金
TFNの申請に料金はかかりません。ATO(Australian Taxation Office/オーストラリア国税庁)の公式サイトから無料で申請できます。
有料の代行サービスや非公式サイトを利用する必要はありません。個人情報を入力する手続きになるため、必ずATOの公式サイトから申請しましょう。
TFNを申請できる人
学生ビザやワーキングホリデービザなどでオーストラリアに滞在している方は、次の条件を満たす場合、ATOのオンライン申請システム(IAR)を使ってTFNを申請できます。
- 外国パスポート保持者、永住者、または一時滞在者であること
- オーストラリア国内にいること
- 就労が認められている有効なビザを持っていること
- 有効なパスポートまたは渡航書類を持っていること
対象となるビザの例として、学生ビザ、ワーキングホリデービザ、就労可能な一時滞在ビザ、永住ビザなどがあります。
| 対象者 | TFN申請の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 学生ビザの方 | 就労可能な学生ビザを持ち、オーストラリア到着後に申請 | 学生ビザの就労条件を必ず確認しましょう。就学中は就労時間の制限があります。 |
| ワーキングホリデーの方 | ワーホリビザでオーストラリア到着後に申請 | 働き始める前、または働き始めてすぐに申請しておくと安心です。 |
| 観光・ETAで滞在する方 | 通常は対象外 | 観光・ETAでは就労できません。働く予定がある場合は、適切なビザが必要です。 |
なお、学生ビザの就労条件やワーキングホリデービザのルールは変更されることがあります。実際に働く前に、ご自身のビザ条件を必ず確認してください。
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TFNはいつ申請する?
TFNは、オーストラリアに到着してから申請します。オンライン申請では、オーストラリア国内にいること、オーストラリア国内の郵送先住所があることが前提になります。
申請後、TFNは通常、申請フォームに入力したオーストラリア国内の住所宛てに郵送されます。ホームステイ、学生寮、シェアハウスなど、郵便物を確実に受け取れる住所を用意してから申請しましょう。
TFN申請に必要な情報
TFNのオンライン申請では、主に次のような情報を入力します。
- パスポート番号または渡航書類番号
- パスポートの発行国・国籍
- 氏名(パスポートに記載されている通り)
- 過去に使用した氏名、別名がある場合はその情報
- 生年月日
- 配偶者情報(該当する場合)
- 過去にTFN、ABN、CentrelinkのCRNを持っていた場合はその情報
- オーストラリア国内の郵送先住所
- 現在の居住住所
- 電話番号
- メールアドレス
氏名、生年月日、パスポート番号などは、パスポートやビザ情報と照合されるため、スペルミスや入力間違いがないように注意してください。
TFNのオンライン申請方法
TFNは、ATOの公式サイトからオンラインで申請します。学生ビザやワーキングホリデーの方は、通常「Foreign passport holders, permanent migrants and temporary visitors」の申請ページから手続きを進めます。
ATO公式サイト:Foreign passport holders, permanent migrants and temporary visitors – TFN application
ステップ1:申請前に必要情報を準備する
パスポート、ビザ情報、オーストラリア国内の住所、電話番号、メールアドレスを手元に用意します。
ATOの案内では、申請時に使用する端末のタイムゾーンがオーストラリアのタイムゾーンに設定されていないと、申請時にエラーが発生する場合があるとされています。申請前に、スマートフォンやパソコンの時刻設定も確認しておくと安心です。
ステップ2:ATO公式サイトから申請ページに進む
ATO公式サイトのTFN申請ページにアクセスし、外国パスポート保持者・永住者・一時滞在者向けの申請ページに進みます。
申請ページでは、案内を確認したうえで「Start」などのボタンから入力を開始します。
ステップ3:パスポート情報・個人情報を入力する
パスポート番号、発行国、氏名、生年月日などを入力します。氏名はパスポートに記載されている通りに入力してください。
ミドルネームの有無、スペース、ハイフン、旧姓などがある場合は、パスポートやビザ情報と一致するように注意しましょう。
ステップ4:住所・連絡先を入力する
TFNは、申請時に入力したオーストラリア国内の郵送先住所へ送られます。郵便物を確実に受け取れる住所を入力してください。
一時滞在先の住所を使う場合は、郵便物の受け取り方法を事前に確認しておくと安心です。
ステップ5:内容を確認して送信する
入力内容を確認し、問題がなければ申請を送信します。申請完了後に、受付番号やレシートIDが表示される場合があります。
この番号は、TFNが届かない場合にATOへ問い合わせる際に必要になることがあります。スクリーンショットを保存するか、メモしておきましょう。
TFNはいつ届く?
TFNは、申請が受理されてから通常28日以内に、申請時に入力したオーストラリア国内の住所へ郵送されます。
28日を過ぎても届かない場合は、申請時の受付番号やレシートIDを用意して、ATOに確認しましょう。TFNが届かないからといって、重複して再申請すると処理が遅れる可能性があります。
TFNを取得したらすること
TFNが届いたら、次の手続きで使用します。
- 雇用主へTFNを提出する
- Tax file number declarationを提出する
- 必要に応じて銀行口座にTFNを登録する
- myGovとATOオンラインサービスを連携して、税務情報を確認できるようにする
TFNは大切な個人情報です。雇用主、銀行、税理士、ATOなど、正当な理由がある相手以外には安易に教えないようにしましょう。
ワーキングホリデーの方の注意点
ワーキングホリデービザ(Subclass 417/462)で働く場合、給与から税金が源泉徴収されます。雇用主にはTFNを提出し、必要な雇用開始時の書類を完成させましょう。
ワーキングホリデーメーカーの税率は通常の学生ビザや他の滞在者と異なる場合があります。2025–26年度のATO情報では、ワーキングホリデーメーカーの課税所得は、一定額までは15%の税率が適用されます。ただし、雇用主の登録状況や収入額によって扱いが変わるため、実際の税額は雇用主またはATOの最新情報で確認してください。
また、TFNを雇用主に提出しない場合、通常より高い税率で源泉徴収されることがあります。働く予定がある方は、到着後早めにTFNを申請しておきましょう。
学生ビザの方の注意点
学生ビザでアルバイトをする場合も、TFNが必要になります。ただし、TFNを取得していても、ビザ条件を超えて働くことはできません。
2026年現在、学生ビザ(subclass 500)保有者は、コース期間中2週間あたり最大48時間まで、休暇中は無制限で就労可能です。変更される可能性があるため、実際に働く前に、VEVOやビザレターでご自身のビザ条件を確認してください。
TFN申請でよくある間違い
- 日本出発前に申請しようとする
- パスポートと違うスペルで氏名を入力する
- 郵便物を受け取れない住所を入力する
- TFNが届かないため、何度も重複申請する
- 非公式サイトから有料で申請してしまう
TFN申請は無料で、ATO公式サイトから行うことができます。入力に不安がある場合でも、まずは公式ページの案内を確認し、個人情報の取り扱いには十分注意しましょう。
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よくある質問
まとめ
TFNは、オーストラリアで働く学生ビザ・ワーキングホリデーの方にとって、とても大切な番号です。
- TFNはATOが発行する税務上の個人番号
- 申請は無料
- 学生ビザ・ワーホリの方は、オーストラリア到着後にオンライン申請
- TFNは通常28日以内にオーストラリア国内の住所へ郵送
- 一度取得したTFNは、ビザ変更後も基本的に同じ番号を使う
オーストラリアで働く予定がある方は、到着後早めにTFNを申請しておくと安心です。なお、税制やビザ条件は変更されることがあります。実際に申請・就労する際は、ATOおよびオーストラリア移民・市民権省の公式サイトで最新情報をご確認ください。
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