
海外留学を考え始めたとき、多くの方が最初に気になるのが「結局、全部でいくら必要なの?」ということではないでしょうか。
留学費用というと授業料を思い浮かべる方が多いですが、実際には授業料以外にも、滞在費、食費、航空券、海外留学保険、ビザ申請料、現地での生活費、通信費など、さまざまな費用がかかります。
また、同じ国・同じ期間の留学でも、学校、都市、コース、滞在方法、出発時期、為替レートによって総額は大きく変わります。
このページでは、留学費用の内訳、期間別の費用目安、見積もりを見るときの注意点、費用を抑える方法をわかりやすく整理してご紹介します。
- 留学費用に含めて考えるべき主な項目
- 短期・長期・語学留学・大学進学の費用目安
- 見積もりを見るときに確認すべきポイント
- 留学費用を抑えるための具体的な方法
留学費用の考え方|「授業料」だけでは足りません
留学費用を考えるときは、学校に支払う費用だけでなく、渡航前に準備する費用、現地で生活するための費用、ビザや保険などの手続き費用まで含めて予算を立てることが大切です。
大まかに分けると、留学費用は以下の5つに整理できます。
| 費用の種類 | 主な内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 学校に支払う費用 | 授業料、入学金、教材費、学生登録料、設備費など | 授業料以外の諸経費が含まれているか |
| 滞在にかかる費用 | ホームステイ、学生寮、レジデンス、シェアハウス、アパートなど | 食事の有無、通学時間、滞在手配料 |
| 渡航前に準備する費用 | 航空券、海外留学保険、ビザ申請料、健康診断、証明書類など | 出発時期やビザ条件で変わる |
| 現地生活にかかる費用 | 食費、交通費、通信費、日用品、交際費、観光費など | 都市・生活スタイルによる差が大きい |
| 予備費 | 急な病院受診、教材追加、滞在延長、一時帰国、引っ越しなど | 長期留学ほど余裕を持って準備 |
学校の料金表を見ると授業料だけが目に入りやすいですが、実際の総額を考えるときは、「学校費用+滞在費+渡航準備費+現地生活費+予備費」で考えるとわかりやすくなります。
期間別の留学費用の目安
留学費用は国、都市、学校、コース、滞在方法、為替レートによって大きく変わります。以下は、語学留学や一般的な留学プランを考える際の大まかな目安です。
| 留学期間 | 費用目安 | 想定される内容 |
|---|---|---|
| 1〜2週間 | 約25万〜70万円 | 短期語学留学、春休み・夏休み留学、ホームステイなど |
| 1ヶ月 | 約50万〜120万円 | 語学学校+ホームステイまたは学生寮 |
| 3ヶ月 | 約100万〜250万円 | 語学留学、休学前の短期準備、ビザなしまたは学生ビザ対象の留学 |
| 6ヶ月 | 約180万〜400万円 | 中長期の語学留学、試験対策、ワーホリ前の語学学校など |
| 1年間 | 約300万〜650万円 | 長期語学留学、休学留学、認定留学、ワーキングホリデーなど |
| 大学・カレッジ進学 | 年間約350万〜800万円以上 | 国・学校・専攻により大きく異なる。アメリカの大学などはさらに高額になる場合あり |
※上記はあくまで一般的な目安です。航空券、保険、ビザ申請料、現地生活費、為替レートにより総額は変わります。正確な費用は、希望する国・学校・期間・滞在方法に合わせた見積もりで確認しましょう。
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留学の目的によって費用は変わります
ひとことで留学といっても、語学留学、ワーキングホリデー、休学留学、大学・カレッジ進学では、必要な費用の考え方が異なります。
語学留学
語学留学は、受講する週数、1週間あたりの授業時間数、滞在方法によって費用が変わります。短期留学であれば総額を抑えやすい一方、長期になるほど滞在費や生活費の差が大きくなります。
一般英語コースよりも、IELTS・TOEFLなどの試験対策コース、ビジネス英語、進学準備コースなどの方が授業料が高くなる場合があります。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーは、現地で働ける可能性があるため、長期滞在の費用負担を抑えやすい留学スタイルです。ただし、出発直後からすぐに仕事が見つかるとは限りません。
最初の語学学校費用、滞在費、生活費、仕事探し期間の予備費は、しっかり準備しておく必要があります。
認定留学・休学留学
大学を休学して留学する場合や、在籍大学の単位認定を目指す場合は、語学学校だけでなく、大学付属英語コース、カレッジ、専門プログラムなどを組み合わせることがあります。
この場合、学校費用だけでなく、日本の大学の休学費用や在籍費用、単位認定に関する費用も確認しておきましょう。
大学・カレッジ進学
海外の大学、カレッジ、専門学校へ進学する場合は、授業料の割合が大きくなります。国や学校、専攻によって費用差が大きく、医療系、理系、デザイン系、IT系、ビジネス系などは、教材費や設備費が高くなることもあります。
また、入学前に英語コースやパスウェイコースが必要になる場合は、その分の費用も含めて考える必要があります。
留学費用の主な内訳
ここからは、留学費用を考えるときに確認しておきたい主な項目を詳しく見ていきます。
1. 授業料
授業料は、留学費用の中でも大きな割合を占める費用です。
語学学校の場合は、受講期間、1週間あたりの授業時間数、コースの種類によって料金が変わります。一般的に、半日程度のコースよりも、授業時間数の多い集中コースの方が授業料は高くなります。
大学、カレッジ、専門学校の場合は、国、学校、専攻、取得する資格や学位によって授業料が大きく異なります。授業料だけで学校を比較するのではなく、カリキュラム、サポート体制、進学実績、就職サポート、滞在先の選択肢なども含めて判断することが大切です。
2. 学校諸経費
授業料とは別に、学校へ支払う諸経費がかかることがあります。
主な学校諸経費には、以下のようなものがあります。
- 入学金
- 学生登録料
- 教材費
- 設備費
- 学生サービス費
- 滞在先手配料
- 空港出迎え費用
- 試験料
- アクティビティ費
見積もりを見るときは、授業料に何が含まれていて、何が別料金なのかを確認しましょう。一見安く見える料金でも、教材費や滞在手配料が別途必要になる場合があります。
3. 宿泊費・滞在費
留学中の滞在方法には、ホームステイ、学生寮、レジデンス、シェアハウス、アパートなどがあります。
短期留学や初めての留学では、ホームステイを選ぶ方が多く、食事付きプランであれば現地生活に慣れるまで安心して過ごしやすいというメリットがあります。
学生寮やレジデンスは、学校に近い、他の留学生と交流しやすい、自由度が高いといったメリットがあります。ただし、都市や設備によってはホームステイより高くなることもあります。
長期留学の場合は、最初の数週間から数ヶ月はホームステイや学生寮を利用し、その後、現地での生活に慣れてからシェアハウスに移るケースもあります。
4. 食費・生活費
食費は、滞在方法によって考え方が変わります。
ホームステイで食事付きプランを選ぶ場合は、ある程度の食費が滞在費に含まれています。ただし、昼食、週末の食事、外食、カフェ代などは別途必要になることがあります。
学生寮やシェアハウスの場合は、自炊が中心になります。自炊をすれば食費を抑えやすいですが、調理器具、食材、日用品、外食費なども考えておく必要があります。
また、留学中は友人との外食、カフェ、週末の観光、イベント参加などで思ったより出費が増えることもあります。毎月の生活費には、食費だけでなく、交際費や娯楽費も少し余裕を持って見込んでおくと安心です。
5. 交通費
現地での交通費も忘れずに考えておきたい費用です。
学校まで徒歩で通える場合は交通費を抑えられますが、ホームステイ先からバスや電車で通学する場合は、定期券や交通カードの費用がかかります。
都市部では公共交通機関が発達している一方で、交通費が高くなりやすい傾向があります。地方都市では交通費を抑えられることもありますが、学校や滞在先の場所によっては移動に時間がかかる場合もあります。
学校や滞在先を選ぶときは、通学時間と交通費もあわせて確認しましょう。
6. 航空券・渡航費
日本から留学先までの航空券代も、留学費用の大きな項目です。
航空券は、出発時期、航空会社、直行便か経由便か、予約のタイミングによって料金が大きく変わります。年末年始、春休み、ゴールデンウィーク、夏休みなどのピーク時期は高くなりやすいため、出発時期を選べる場合は早めに計画するのがおすすめです。
語学留学のように入学日を比較的自由に選べる場合は、航空券が高い時期を避けて出発することで、費用を抑えられることがあります。
7. 海外留学保険・医療保険
海外では、医療費が高額になることがあります。万が一の病気やけがに備えて、留学中の保険には必ず加入しておきましょう。
短期留学の場合は、日本の海外留学保険に加入するケースが多くあります。長期留学や大学・カレッジ進学の場合は、学校指定の医療保険や現地の公的・民間保険への加入が必要になることもあります。
保険を選ぶときは、保険料だけでなく、補償内容、キャッシュレス診療の有無、歯科治療の扱い、携行品損害、賠償責任、緊急時の日本語サポートなども確認しましょう。
8. ビザ申請料・手続き費用
留学期間や留学目的によっては、学生ビザ、ワーキングホリデービザ、電子渡航認証などの申請が必要になります。
ビザ申請には、申請料のほか、健康診断費用、証明写真、翻訳書類、残高証明書の発行手数料、郵送費、バイオメトリクス登録費用などがかかることがあります。
2026年7月時点での主なビザ関連費用の例は以下の通りです。
| 国・制度 | 費用例 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| アメリカ | Fビザなどの非移民ビザ申請料:US$185 | SEVIS費用、面接予約、ビザ発給状況も確認 |
| カナダ | Study permit:C$150、eTA:C$7 | バイオメトリクスが必要な場合あり |
| イギリス | Student visa:£558、IHSは学生等で年£776 | 滞在期間に応じてIHSが加算される |
| オーストラリア | Student visa subclass 500:AUD2,500から | 2026年7月1日以降、ビザ申請料金が変更 |
※ビザ申請料や制度は変更されることがあります。実際に申請する際は、必ず各国政府の公式サイトで最新情報を確認してください。
- アメリカ国務省|Visa Fees
- カナダ移民局|Application fees
- 英国政府|Student visa
- 英国政府|Immigration Health Surcharge
- オーストラリア内務省|Student visa subclass 500
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9. 通信費
留学中は、スマートフォンやインターネット環境も必要です。
最近では、現地SIMカードやeSIMを利用する方が増えています。短期留学の場合は、日本で海外用eSIMやWi-Fiルーターを準備する方法もあります。長期留学の場合は、現地の携帯会社で月額プランを契約する方が便利なこともあります。
学校、ホームステイ、学生寮ではWi-Fiが利用できることが多いですが、通信速度や接続環境は滞在先によって異なります。家族との連絡、地図アプリ、銀行アプリ、オンライン授業などを使うことを考えると、通信費も必要な費用として見込んでおきましょう。
10. 留学エージェントに支払う費用
留学エージェントを利用する場合、手続き代行料、サポート料、ビザ申請サポート料などが必要になる会社もあります。
そのため、見積もりを比較するときは、学校に支払う費用だけでなく、エージェントに支払う費用があるかどうかも確認しましょう。
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また、学校によっては、学費を学校へ直接お支払いいただくことも可能です。留学会社を経由した支払いに不安がある方や、送金の透明性を重視したい方も、安心してご相談いただけます。
見積もりを見るときに確認したいポイント
留学費用の見積もりを確認するときは、総額だけを見るのではなく、何が含まれていて、何が含まれていないのかを確認することが大切です。
| 確認項目 | チェックする内容 |
|---|---|
| 含まれている費用 | 授業料、入学金、教材費、滞在費、滞在手配料、空港出迎え費用などが含まれているか |
| 含まれていない費用 | 航空券、保険、ビザ申請料、現地交通費、食費、おこづかいなどが別途必要か |
| 支払い通貨 | 日本円払いか、現地通貨払いか。為替レートはいつのレートで計算されるか |
| 支払い先 | 学校へ直接支払うのか、留学会社を経由して支払うのか |
| 支払い期限 | 申込時、入学許可書発行前、ビザ申請前、出発前など、いつまでに支払う必要があるか |
| 変更・キャンセル規定 | キャンセル料、返金条件、滞在先変更時の費用、ビザ却下時の扱いなど |
特に長期留学の場合は、為替レートの変動によって日本円での総額が変わることがあります。見積もりを取った時点と実際に支払う時点で金額が変わる可能性があるため、少し余裕を持って予算を立てましょう。
留学費用を抑える方法
留学費用を抑えたい場合は、単に「安い学校」を選ぶだけでなく、国、都市、時期、滞在方法、コース内容を総合的に見直すことが大切です。
| 方法 | ポイント |
|---|---|
| 地方都市を選ぶ | 大都市よりも滞在費や生活費を抑えやすい場合があります。 |
| キャンペーンを利用する | 語学学校では授業料割引や長期申込割引が出ることがあります。 |
| 出発時期を調整する | 航空券が高いピーク時期を避けると、渡航費を抑えられる場合があります。 |
| 授業時間数を見直す | 目的に合う範囲でコースを調整すると、授業料を抑えられることがあります。 |
| 滞在方法を工夫する | 最初はホームステイ、その後シェアハウスに移るなど、長期留学では滞在費を調整できます。 |
| 自炊を増やす | 外食中心の生活より、自炊を取り入れる方が生活費を抑えやすくなります。 |
| 奨学金を確認する | 大学生・高校生・長期留学では、JASSOやトビタテ!留学JAPANなどの制度を確認してみましょう。 |
ただし、安さだけで学校や滞在先を選ぶと、通学が不便だったり、サポートが少なかったり、希望する目的に合わないこともあります。費用を抑えることは大切ですが、「安いかどうか」だけでなく「目的に合っているか」も確認しましょう。
費用を抑えたい方におすすめの考え方
費用をできるだけ抑えたい場合は、最初から「どの国が一番安いですか?」と考えるよりも、次の順番で整理すると、現実的なプランを立てやすくなります。
- 留学の目的を決める
- 留学期間を決める
- 必要な英語力やコースを確認する
- 滞在方法を比較する
- 都市ごとの生活費を比較する
- ビザや保険などの追加費用を確認する
- 総額を見て、期間や出発時期を調整する
たとえば、同じ1年間の留学でも、語学学校中心のプラン、ワーキングホリデー、カレッジ進学準備、大学の認定留学では費用の構成が異なります。
目的がはっきりしているほど、無駄な費用を抑えやすくなります。
まずは無料見積もりで総額を確認しましょう
留学費用は、国、都市、学校、コース、期間、滞在方法によって大きく変わります。
そのため、インターネット上の目安だけで判断するよりも、自分の希望に合わせた見積もりを確認するのが一番確実です。
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- どの国が自分に合っているかわからない
- 費用をできるだけ抑えたい
- 語学留学とワーキングホリデーで迷っている
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- 学校の料金表を見ても、何が含まれているのかわからない
- ビザや保険も含めた総額を知りたい
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よくある質問
まとめ
留学費用を考えるときは、授業料だけでなく、学校諸経費、滞在費、食費、航空券、海外留学保険、ビザ申請料、通信費、現地生活費、予備費などを含めて考える必要があります。
また、同じ国・同じ期間でも、学校、都市、コース、滞在方法、出発時期、為替レートによって総額は大きく変わります。
まずは、自分の希望に合った留学プランで、実際にどのくらいの費用が必要になるのかを確認することが大切です。
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