ビクトリアとは、カナダのブリティッシュコロンビア州に属するバンクーバー島という島にある町です。1年を通して過ごしやすい気候で、町中に緑と綺麗な花々が溢れています。
カナダの人々の間では、「いつか住んでみたい町」の1位に輝いており、語学留学にも人気を集めています。今回は、そんなビクトリアの基本情報と、語学留学をする際のメリットと注意点について紹介していきたいと思います。
ビクトリアの基本情報
ビクトリアはカナダのブリティッシュコロンビア州の州都です。州都といっても、高層ビルは少なく、町のいたるところに自然が溢れています。
ビクトリアには国際空港があるため、飛行機で行くことが可能です。東京から行く場合、1度バンクーバー空港で乗り換えをし、10時間半ほどで到着します。ちなみにバンクーバーからはフェリーで行くこともできます。日本との時差は-17時間あります。
面積は19.47km²で人口は8.429万人です。どちらかというとコンパクトな町といえるでしょう。電車がない為、主な交通機関はバスになります。市内にBC Transitというバスが走っているので、そちらを利用します。
また、気候は西岸海洋性気候です。夏は涼しく、湿度が低い為、からっとしていて過ごしやすいです。冬は高緯度の割には温かいです。雨量が少なく、1年を通じて気温差があまりないのが特徴です。
ビクトリア留学のメリット・魅力
町が自然であふれている
町のいたるところで緑や花々を多く見ることができるのが魅力の1つです。ビクトリアは元々開拓時代にイギリスの直轄領として州都に選ばれました。
長くイギリスの植民地であった為、現在でも町のいたるところでイギリスの雰囲気を感じる事ができます。英国式のガーデニングが盛んであり、町中に花々を見ることができるため、ガーデンシティとも呼ばれています。
花壇はもちろん、街頭にもフラワーバスケットと呼ばれる色とりどりの花が飾られており、まるで映画のワンシーンのような景色を味わうことができます。
花に囲まれて日常を過ごすなんてとてもロマンティックですよね。授業の合間にちょっと外に出るだけでもリフレッシュできそうです。日本とは違った街並みの中で過ごすことで、感性が磨かれたり、新たな発見があるかもしれません。
治安が良く人が優しい
留学をする際に治安の良さは一番気になるところですよね。ビクトリアは温厚でフレンドリーな人が多い町といわれています。
カナダ人が老後に住みたい町の上位にも選ばれており、お年寄りの割合が多いです。その為全体的に穏やかな雰囲気が漂っており、カナダで最も治安のよい場所の1つといえます。町中では、信号やバスを待っている際にフレンドリーに話しかけられるといった光景が良く見られます。
荷物を多く持っていたり、困っているときは助けてもらえたりと、町全体が誰にでも自然に話しかけられる温かい雰囲気があります。ホームスティ先などでは、優しく穏やかな老夫婦にあたり、良くしてもらえることも多いそうです。
地域の人々との繋がりを持てるということは、それだけ現地の言葉に多く触れることにも繋がり、語学の上達にも役立ちそうですよね。海外に行ったことのない方や、特に治安に対して不安を感じている方にも自信をもっておすすめできる町といえます。
アウトドアや観光が楽しめる
ビクトリアにはたくさんの公園やビーチがあり、アウトドアをする人が多いです。春夏にはキャンプやピクニック、ハイキングをみんなで楽しむ光景が良く見られるそうです。
また特に観光客に人気があるのがホウェールウォーッチングです。ビクトリア近海は毎年5~9月にかけて、南からやってきたシャチの群れが集まる場所して知られており、ツアーが頻繁に出発しています。また、サーフィンを楽しみたい時には、トフィーノという場所に車で4時間ほどで着くことができます。
冬には、車で3時間半ほど行った場所に、マウントワシントンというスキー場があり、ウィンタースポーツを楽しむことができます。現地で知り合った仲間たちとアウトドアや観光を楽しむことで、より絆が深まり、語学力の向上にもつながりそうですね。
ビクトリア留学で注意すること
語学学校が少ない
ビクトリアはバンクーバーなどの大きな都市と比べると小さい町で、その分語学学校が少なく、選択の幅が狭まってしまいます。
ですので、その中で自分に合った学校を選ぶために、事前調査をしっかりと行うことが大切です。また、ビクトリアは公立の語学学校に入る留学生が比較的多いのが特徴です。
その中でも、特に質の高い教育を受けられることで有名な学校や少人数制で学べる学校もあるので、選択肢の1つに入れるのもいいかもしれません。
日本人が多い
ビクトリアは治安が良く環境もいい為、日本人にも人気の留学先です。それに加えて語学学校の数も少ない為、比較的周りに日本人が多くいる環境となってしまいやすいです。
身近に日本人がいると、どうしても日本語で話す機会が多くなってしまう為、語学の上達には不向きといえます。日本人と話す時も英語を使ったり、なるべく現地の友人を多く作り、交流を深めるようにするなどの対策を取るようにするといいかもしれません。
とはいえ、日本人の友達がいることも決して悪いことではないので、バランスが大切ということになると思います。
日本から遠い為、一時帰国がしづらい
ビクトリアは日本からの直行便がなく、乗り換えなどを含めて片道10時間半ほどかかります。時間がかかってしまうのはもちろんですが、費用面や移動にかかるストレス等を考えると、気軽に行き来はできなくなってしまいます。
その為、長期の留学の場合、夏休みや冬休みに一時帰国がしづらいというのがデメリットです。
ただ、ヨーロッパやアメリカに一部の地域に留学する場合にも同等か、それ以上の時間がかかることもあるので、それほど心配しなくても良いかも知れません。
ビクトリア留学にかかる費用 – 2022年
気になるのが費用についてです。
★ビクトリアに語学留学した場合の留学費用の一例です。
【学校】Global Villageビクトリア校
【コース】一般英語(週25レッスン、24週間)
【滞在形式】ホームステイ(一人部屋、朝・昼・夕食付き、24週間)
【空港出迎え】あり
留学手続き代行手数料 | 無料 |
学生ビザ申請サポート手数料 | 無料 |
学校申込金 | $150 |
授業料 | $330 x 24週間 = $7,920 |
教材費 | $10 x 24週間 = $240 |
滞在先手配料 | $250 |
滞在費 | $225 x 24週間 = $5,400 |
空港出迎え料 | $110 |
合計 | CAN$14,070 |
日本円に換算すると約1,289,516円となります(2022年2月22日の三菱UFJ銀行の外国送金TTSレート CAN$1.00=91.65円で計算)。
留学にかかる費用はアメリカの大都市(ロサンゼルスやニューヨークなど)に行く場合と比べてかなり安いのが特徴です。ほぼ半分の費用でビクトリア留学は出来てしまうので、なるべく安く抑えたい場合にはオススメとなっています。
また、留学仲間とルームシェアやホームシェアをするなどして、節約を心がければ、もっと滞在費を抑えることが可能です。
ビクトリアでオススメの語学学校
続いて、ビクトリアで語学留学をする際にオススメの学校を紹介したいと思います。
弊社では、留学サポートをしており、提携している語学学校の申し込みをされた方には、留学手続き代行サポート、学生ビザ申請サポートが無料で受けられるサービスを提供しています。ぜひお気軽にご相談ください。
Sprachcaffe Language Plus GEOS Victoria校
全体の生徒数 | 60~120名 |
1クラスあたりの人数 | 最大14名 |
期間 | 1~52週間 |
入学資格 | 16歳以上 |
滞在先 | ホームステイ |
Sprachcaffe Language Plus GEOS(シュプラッハカフェ・ジオス)は1983年設立以来、30年以上に渡り10代からシニアの方々まで幅広い年齢層の方々に言語留学のプログラムを提供した人気の語学学校グループです。
現在世界11カ国30都市に校舎を持つSC GEOSグループのビクトリア校は、歴史ある建造物が建ち並ぶビクトリアの中心部、ダグラス・ストリート沿いにあります。
周辺にはレストランやカフェ、ショップなどのほか、ロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館や有名なフェアモント・エンプレス・ホテルなどの観光地があるので、勉強に疲れてリフレッシュしたいときなどでもふらっと行って気分転換をすることが出来ます。
SC GEOSビクトリア学校の人気の理由は、経験豊かな講師陣が質の高い授業を行っている点にあります。ほとんどの講師は10年以上の経験があり、また半数以上が修士号を持っているなどプロフェッショナルな先生ばかりがいます。
また、学習到達度テストやカウンセリングなどを通した生徒へのサポート体制にも定評があります。
ビクトリア留学のまとめ
ビクトリアは一年を通じて気候が良く、過ごしやすい町です。長くイギリスの植民地であった為、町中にイギリスの雰囲気を感じることができます。
ガーデンシティと呼ばれているほど町のいたるところに花々があり、緑が多いです。町の人々も温かくフレンドリーで、非常に治安が良く人気の場所といえます。
また、多くの公園や海があるため、キャンプやピクニック、ハイキングを楽しむこともできます。美しい環境で安全に語学を学ぶことができるのがビクトリアの最大の魅力だといえます。
事前の準備をしっかりとして、充実した留学生活を過ごしてみてはいかがでしょうか?