この記事は、アメリカの学生ビザ面接後に渡される可能性のある 221(g)レター と 214(b)レター について、留学予定の学生向けに分かりやすく解説する内容です。面接で追加審査が必要になった場合や、ビザが却下された場合の対応方法、提出書類の例、審査状況の確認方法まで、留学準備中に知っておきたいポイントをまとめています。
221(g)レターとは? – 追加審査 –
ビザ面接の結果、 221(g)レター(米国移民国籍法 221条 g 項に基づく通知)が渡されることがあります。これは、提出書類が不足している場合や、追加の審査が必要と判断された場合に発行されます。レターにはビザ申請が却下と記載されますが、一時的に却下となるだけで、引き続き審査がされることになります。パスポートもそのまま預けた形になります。
レターは日本語版と英語版がありますので、両方の冒頭文を引用しておきます。(2025年8月現在のレター)
日本語版
英語版
書類を提出するケース
追加書類の提出が必要な場合、「Eメール」(By email)または「郵送」(By mail)のセクションにて該当する項目に✓マークが記載されます。指示にしたがって、メールまたは郵送で書類を提出することになります。
以下は、追加提出が要求される書類の一例です。
- 英文の履歴書
- 英文の成績証明書
- 有効なI-20
- SEVIS費の領収書
- 戸籍謄本と英語の翻訳 など
パスポートやカラー写真など、原本が必要な場合は、郵送での送付を指示されます。
追加手続きが必要なケース
「追加手続き」(Administrative Processing)の欄に✓マークや○がある場合は、特に追加書類の提出は不要です。審査結果が出るまで待つことになります。
審査状況の流れ
221(g)レターが発行された場合、審査状況のステータスは次のような流れになります。
- 面接が終わった時点では、Refused(拒否)となる
- 追加書類を提出して受理されると、Administrative Processing (審査中)に更新される
- 追加書類の審査あるいは追加手続きの審査が終わりビザ申請が許可されると、Approved(許可)になる
- ビザが発給されると、Issued(ビザ発給)となる
214(b)レターとは? – 申請却下 –
ビザ申請が却下された場合は、214(b)レター(米国移民国籍法 214条 b 項による通知)が渡されます。また、パスポートや申請書類も一緒に返却されます。
学生ビザは、あくまで「学業を目的として渡米し、学業終了後は帰国する」ことが条件です。このため、以下のような場合、ビザ申請が却下される可能性があります。
- 学業目的が不明確である
- 留学する正当な理由がなく、別の目的のためにビザを取得しようとしていると疑われる
- 留学期間が終わっても米国から出国しない可能性がある
- 帰国後の計画が不明確である
- 留学費用が不足しており、不法就労の可能性を疑われる
再申請について
ビザ申請が却下されても、再申請自体は可能です。ただし、却下された原因が解消されていない場合は、再度却下される可能性があります。このため、必ず、却下理由を解消できる証明書や資料を準備してから再申請することが重要です。
審査状況の確認
審査状況は、Visa Status Check(ビザステータスチェック)サイトで確認することができます。
<入力する項目>
- Visa Application Type:Nonimmigrant Visa (NIV)を選択
- Select a location:ビザ面接の場所を選択
- Application ID or Case Number:DS-160の確認番号を入力
- Passport Number:パスポート番号を入力
- First 5 Letters of Suname:苗字の最初の5文字を入力
<ステータスの種類>
- Approved:許可
- Refused:拒否
- Administrative Processing:審査中
- Issued:ビザ発行