【2026年】マルタの学生ビザ申請ガイド|90日超のDビザ・必要書類・費用

マルタの学生ビザ

マルタに英語留学をする場合、滞在期間によって必要な手続きが変わります。日本国籍の方が短期で留学する場合は、原則として学生ビザなしで渡航できますが、90日を超えるコースを受講する場合は、出発前にNational Long Stay Visa(D-Visa)の申請が必要です。

この記事では、2026年6月時点で確認できるマルタ政府・Identità(Central Visa Unit)およびVFS Global日本窓口の公式情報をもとに、マルタの学生ビザ申請方法、必要書類、申請費用、注意点をわかりやすくまとめています。

注意:ビザや入国に関する条件は変更されることがあります。実際に申請する際は、必ずIdentità、Central Visa Unit、VFS Globalなどの公式情報を確認してください。

  • マルタ留学で学生ビザが必要になる滞在期間
  • 90日以内・90日超の手続きの違い
  • マルタ学生ビザ(D-Visa)の申請方法と必要書類
  • 申請費用・処理期間・現地延長・就労条件の注意点

マルタの学生ビザは何日から必要?

マルタはシェンゲン協定加盟国です。そのため、日本国籍の方がマルタを含むシェンゲン圏に滞在できる期間は、原則として「あらゆる180日間のうち最大90日まで」です。

マルタ留学では、コース期間が90日以内か、90日を超えるかによって手続きが大きく変わります。

留学期間日本国籍の方の主な手続き注意点
90日以内原則として学生ビザ申請は不要シェンゲン圏の滞在日数に注意。2026年第4四半期以降はETIAS開始予定のため、渡航前に最新情報を確認。
90日を超える出発前にNational Long Stay Visa(D-Visa)を申請ビザ免除国籍者でも、90日を超えるコースではD-Visaの対象。申請はコース開始の少なくとも9週間前までが目安。
1年を超える、または高等教育課程D-Visaに加え、現地でResidence Permitが必要になる場合ありMQFレベルやコース種別により手続きが異なるため、学校・Identitàの案内を確認。

90日以内の短期留学の場合

日本国籍の方が90日以内の短期留学をする場合、通常はマルタの学生ビザ申請は不要です。ただし、マルタはシェンゲン圏に含まれるため、マルタだけでなく、フランス、イタリア、ドイツ、スペインなど他のシェンゲン加盟国での滞在日数も合算されます。

また、2026年はヨーロッパの出入国管理制度が変わる時期です。EES(Entry/Exit System)はすでに運用が始まっており、ETIAS(欧州渡航情報認証制度)は2026年第4四半期に開始予定です。ETIASが始まった後は、90日以内の短期留学でも、ビザ免除で渡航する方は事前にETIASの申請が必要になる予定です。

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90日を超える長期留学の場合

90日を超えるコースを受講する場合は、National Long Stay Visa(D-Visa)を申請します。マルタ政府の公式情報では、90日間のビザ免除対象国の国籍者であっても、90日を超えるコースに申し込む場合はD-Visaの対象とされています。

D-Visaは、マルタに入国し、一定期間滞在するための初期の滞在許可として使われます。コース期間やコースレベルによっては、到着後にResidence Permit(滞在許可)や延長手続きが必要になる場合があります。

2026年更新の主なポイント

2026年版に更新するにあたり、特に以下の点を見直しています。

項目2026年版での確認ポイント
ビザが必要な期間「3ヶ月以上」ではなく、公式情報に合わせて90日を超えるコースを基準に記載。
申請時期学生National Visaの公式チェックリストでは、コース開始の少なくとも9週間前までに申請が必要とされています。
滞在資金従来の1日あたりの金額ではなく、学習期間1ヶ月ごとにマルタの全国最低賃金の75%以上を目安とする公式表記に更新。
銀行書類直近3ヶ月の銀行明細と、十分な資金を示す最新の銀行証明書を準備書類に反映。
滞在先証明到着日から最初の14泊分の滞在先証明が必要。
航空券マルタまでの全旅程・経由地がわかる航空券情報が必要。6ヶ月未満のコースでは、コース終了後の復路航空券も必要。

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マルタ学生ビザ(D-Visa)の申請方法

日本在住の方がマルタの学生ビザを申請する場合、VFS Globalのマルタビザ申請センターを通じて申請します。申請はオンライン予約を行い、予約日に必要書類を持参して申請センターで提出します。

手順1:学校に申し込む

まずは、マルタの学校に申し込み、入学許可書(School Enrolment Letter)を取得します。学生ビザ申請では、学校から発行される入学許可書に、以下のような情報が明記されている必要があります。

  • 教育機関名(MFHEAに登録されている名称)
  • コース名
  • MQFレベル
  • ECTS数
  • コース期間
  • フルタイム・パートタイムの区分
  • コース休止期間
  • 週あたりの授業時間数・コンタクトアワー
  • 授業実施場所の住所
  • 学費支払い証明

語学学校のコースでも、ビザ申請では学校側の書類の記載内容がとても重要です。申請前に、学校から届いた入学許可書の内容を必ず確認しましょう。

手順2:VFS Globalで申請予約をする

学生ビザの申請は、VFS Globalの予約システムから行います。予約時には、国際決済に対応したカードでビザ申請料を支払う必要があります。

申請予約ページや申請書類のダウンロード先は変更される可能性があるため、実際に申請する際はVFS Global Japanのマルタビザページを確認してください。

VFS Global Japan|Malta Visa Application Centre

手順3:必要書類を準備する

マルタの学生ビザ申請では、書類不足や記入漏れがあると受理されないことがあります。必要書類は早めに準備し、英語で提出できる状態にしておきましょう。

主な必要書類は次のとおりです。

  • 記入・署名済みのビザ申請書
  • パスポート
  • パスポート写真1枚(ICAO基準)
  • VFSの予約確認書
  • 学校の入学許可書
  • 学費支払い証明
  • 直近3ヶ月の銀行明細
  • 十分な資金を示す最新の銀行証明書
  • マルタで資金にアクセスするための国際キャッシュカード・デビットカード等のコピー
  • 海外旅行保険または医療保険の英文証明書
  • 航空券または予約済みのフライト旅程
  • 到着日から最初の14泊分の滞在先証明
  • 未成年の場合は出生証明、保護者のパスポートコピー、保護者同意書など

ポイント:すべての書類は英語で提出する必要があります。英語以外の書類は、指定された翻訳者による翻訳が必要になる場合があります。

手順4:ビザ申請センターで書類を提出する

予約日に、VFS Globalのマルタビザ申請センターで必要書類を提出します。申請書が未記入、署名漏れ、書類不足、不鮮明なコピーなどがある場合、窓口で受理されないことがあります。

申請後の処理期間は、VFS Globalの案内では6〜8週間程度とされています。ただし、追加書類の提出や審査状況により、さらに時間がかかる場合があります。

手順5:ビザ発給後にマルタへ渡航する

D-Visaが発給されたら、ビザの有効期間内にマルタへ入国します。D-Visaはマルタへの入国および初期滞在許可として使われますが、コースの種類や期間によっては、到着後にResidence Permitや滞在延長の手続きが必要になる場合があります。

特に、1年を超えるコース、高等教育課程、MQFレベル5以上のコースに参加する場合は、学校の案内に沿って現地での滞在許可手続きを確認してください。

マルタ学生ビザの必要書類

ここでは、学生National Visa(90日を超える学生ビザ)の主な必要書類を、申請前に確認しやすいように整理します。

パスポート

学生National Visaの公式チェックリストでは、パスポートは10ヶ月以上の有効期限が必要とされています。申請前に、パスポートの残存期間を必ず確認してください。

証明写真

ICAO基準に沿ったパスポート写真が必要です。写真の背景、サイズ、顔の写り方などは、VFS Globalの写真規定を確認しましょう。

入学許可書

学校から発行される入学許可書には、コース名、期間、授業時間、MQFレベル、授業場所、支払い状況などが記載されている必要があります。ビザ申請では学校書類の不備が審査に影響することがあるため、学校から届いた書類はそのままにせず、内容を確認することが大切です。

滞在資金証明

学生ビザ申請では、マルタ滞在中の生活費をまかなえる十分な資金を証明する必要があります。公式チェックリストでは、直近3ヶ月の銀行明細と、十分な資金を示す最新の銀行証明書が必要とされています。

必要な資金額は、学習期間1ヶ月ごとにマルタの全国最低賃金の75%以上が目安とされています。最低賃金額は変更されるため、申請時には最新の基準を確認してください。

親などがスポンサーになる場合は、スポンサーの銀行明細、スポンサーによる宣誓書またはレター、スポンサーの身分証明書・パスポートコピーなどが必要になる場合があります。

国際キャッシュカード・デビットカード等のコピー

マルタ滞在中に資金へアクセスできることを示すため、海外ATMなどで利用できる国際キャッシュカード、デビットカード、銀行カードのコピーが求められます。表面・裏面の両方に情報がある場合は、両面のコピーを準備します。

海外旅行保険・医療保険

保険証明書は、シェンゲン圏で有効で、医療補償額が€30,000以上である必要があります。また、学生ビザ申請では、保険が「study purpose」に対応していることも重要です。

MQFレベル5以上で、到着後にResidence Permitを申請する学生の場合は、シェンゲン圏への最初の入域日から連続91日以上をカバーする保険が求められます。MQFレベル4以下のコースでは、シェンゲン圏への入域日から出域日まで、滞在全期間をカバーする保険が必要です。

航空券・フライト旅程

マルタまでの全旅程がわかる航空券または予約済みフライト情報が必要です。学生の氏名、搭乗日、経由地が明記されている必要があります。

マルタへの入国日は、原則としてコース開始日の2週間以内に設定する必要があります。また、コース期間が6ヶ月未満の場合は、コース終了後の復路航空券も必要です。

滞在先証明

到着日から最初の14泊分の滞在先証明が必要です。学校手配の滞在先、賃貸契約、ホスト宅、ホテル・短期滞在施設など、滞在方法によって提出書類が異なります。

学校が滞在先を手配する場合は、学校のレターヘッド入りで、署名・押印のある滞在先証明が必要になります。ホテルや短期滞在施設を利用する場合は、到着日から連続14泊以上の予約証明を準備します。

マルタ学生ビザの申請費用

VFS Global日本ページでは、学生ビザの申請費用として、ビザ申請料とVFSサービス料が案内されています。

申請タイプビザ申請料VFSサービス料合計目安
Student Visa – Standard€100€100€200
Student Visa – Extended€150€150€300

上記は大人の学生を想定した目安です。年齢や申請種別、為替レート、VFSサービス内容により金額が変わる場合があります。料金は現地通貨換算で支払う場合があり、支払い後の返金は原則としてありません。

マルタ到着後にResidence Permitが必要になるケース

D-Visaは、マルタへの入国と初期滞在のための許可です。ただし、コース期間やコースレベルによっては、マルタ到着後にResidence Permit(滞在許可)を申請する必要があります。

特に、以下のようなケースでは、学校またはIdentitàの案内に従って、到着後の手続きを確認しましょう。

  • コース期間が365日を超える場合
  • 高等教育課程に進学する場合
  • MQFレベル5以上のフルタイムコースを受講する場合
  • 初期ビザの有効期間を超えて滞在する必要がある場合

滞在延長やResidence Permitの申請では、出席状況や成績、学校からの証明書、滞在資金、保険などが確認されることがあります。

マルタの学生ビザで働ける?

マルタでは、条件を満たす学生が就労できる場合があります。ただし、学生ビザを持っているだけで自動的に働けるわけではありません。

90日を超えるコースを受講する学生は、Jobsplusなどの条件に基づき、週20時間までの就労が認められる場合があります。語学コースなどMQFレベル1〜4のコースでは、原則として最初の12週間(約3ヶ月)の学習後に、雇用ライセンス等の条件を満たす必要があります。

MQFレベル5以上の高等教育課程では、Residence Permitの発行後、条件を満たすことで週20時間までの就労が認められる場合があります。就労条件は変更されることがあるため、実際に働く場合は学校、Jobsplus、Identitàの最新情報を確認してください。

マルタ学生ビザ申請で注意したいこと

1. 90日以内の予定でも、延長の可能性があるなら慎重に計画する

最初は90日以内の予定でも、現地でコースを延長して90日を超える場合、追加の滞在許可が必要になる可能性があります。現地で手続きできるケースもありますが、申請可否や必要書類は状況により異なります。

最初から90日を超える可能性が高い場合は、出発前にD-Visa申請を前提に計画する方が安心です。

2. 申請はコース開始の9週間以上前を目安にする

公式チェックリストでは、学生National Visaの申請はコース開始の少なくとも9週間前までに提出する必要があるとされています。学校申し込み、学費支払い、滞在先手配、残高証明、保険、航空券などを考えると、余裕をもって準備を始めることが大切です。

3. すべての書類を英語でそろえる

提出書類は英語で準備する必要があります。日本語の書類を提出する場合は、翻訳が必要になることがあります。翻訳方法や指定翻訳者の条件は、申請前に公式情報で確認してください。

4. シェンゲン圏の滞在日数に注意する

マルタに入国する前後に、イタリア、フランス、ドイツ、スペインなど他のシェンゲン加盟国に滞在する場合は、シェンゲン圏全体での滞在日数に注意が必要です。乗り継ぎや旅行の日程も含め、ビザの有効期間と滞在可能日数を超えないようにしましょう。

よくある質問

マルタ留学は何日まで学生ビザなしで行けますか?
日本国籍の方は、原則として90日以内であれば学生ビザなしでマルタに滞在できます。ただし、マルタはシェンゲン圏のため、他のシェンゲン加盟国での滞在日数も合算されます。また、ETIASが開始された後は、90日以内の短期留学でも事前の渡航認証が必要になる予定です。
90日を超える語学留学では、学生ビザが必要ですか?
はい。90日を超えるコースを受講する場合は、ビザ免除国籍者であってもNational Long Stay Visa(D-Visa)の対象です。日本在住の方は、出発前にVFS Globalを通じて申請します。
学生ビザ申請はいつまでに行えばよいですか?
公式チェックリストでは、コース開始の少なくとも9週間前までに申請する必要があるとされています。書類準備や予約状況を考えると、学校申し込み後はできるだけ早めに準備を始めるのがおすすめです。
滞在資金はいくら必要ですか?
公式チェックリストでは、学習期間1ヶ月ごとにマルタの全国最低賃金の75%以上の資金が必要とされています。最低賃金は変更されるため、申請時点の最新基準で確認してください。直近3ヶ月の銀行明細と、十分な資金を示す銀行証明書を準備します。
マルタの学生ビザでアルバイトはできますか?
条件を満たす場合、週20時間までの就労が認められることがあります。ただし、学生ビザだけで自動的に働けるわけではなく、Jobsplusの雇用ライセンスなどの条件があります。語学コースなどでは、通常、最初の12週間(約3ヶ月)の学習後に就労条件を確認する流れになります。
現地でコースを延長して90日を超える場合はどうなりますか?
追加の滞在許可や延長手続きが必要になる可能性があります。申請できる時期や必要書類は状況により異なるため、現地で延長する可能性がある場合は、早めに学校やCentral Visa Unitに確認しましょう。最初から90日を超える可能性が高い場合は、出発前にD-Visaを申請する前提で計画する方が安心です。

まとめ:90日を超えるマルタ留学は早めのビザ準備を

マルタ留学では、90日以内か90日を超えるかで必要な手続きが大きく変わります。90日以内の短期留学であれば、日本国籍の方は原則として学生ビザなしで渡航できますが、シェンゲン圏の滞在日数やETIASの開始時期には注意が必要です。

一方、90日を超える留学では、出発前にNational Long Stay Visa(D-Visa)の申請が必要です。申請には、学校書類、滞在資金証明、保険、航空券、滞在先証明など多くの書類が必要になるため、コース開始の9週間以上前を目安に、余裕をもって準備を始めましょう。

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