【2026年】ビザなしで留学できる国|電子渡航認証(ESTA・eTA・ETA・NZeTA・ETIAS)比較

留学のためのビザ申請

「短期留学なら学生ビザは必要ない?」「電子渡航認証だけで留学できる国はどこ?」と迷う方は多いのではないでしょうか。

留学先によっては、数週間から数カ月程度の短期留学であれば、学生ビザを申請せずに渡航できる場合があります。ただし、ビザなしで入国できる場合でも、ESTA、eTA、ETA、NZeTA、ETIASなどの電子渡航認証や、入国前のオンライン登録が必要になる国があります。

この記事では、2026年6月時点の公式情報をもとに、ビザなしで短期留学できる主な国と、渡航前に必要な電子渡航認証を比較します。

  • ビザなし・学生ビザなしで短期留学できる主な国
  • ESTA、eTA、ETA、NZeTA、ETIASなど電子渡航認証の違い
  • 各国で学生ビザが必要になるケース
  • 渡航前に確認しておきたい注意点

※ビザ・電子渡航認証の条件は予告なく変更されることがあります。実際に申請する際は、必ず各国政府の公式サイトで最新情報を確認してください。

ビザなしで留学できる国とは?

ここでいう「ビザなしで留学できる国」とは、主に日本国籍の方が、短期間の語学留学や短期研修を目的として渡航する場合に、学生ビザを事前に申請しなくてもよい国を指します。

ただし、「ビザなし」といっても、何も手続きが不要という意味ではありません。国によっては、出発前に電子渡航認証を取得する必要があります。

  • アメリカ:ESTA
  • カナダ:eTA
  • イギリス:ETA
  • シェンゲン協定加盟国:ETIAS(2026年第4四半期開始予定)
  • オーストラリア:ETA
  • ニュージーランド:NZeTA

また、同じ「短期留学」でも、滞在期間、授業時間、コース内容、単位取得の有無、就労の有無によって、学生ビザが必要になる場合があります。

2026年版|学生ビザなしで留学できる期間の目安

まずは、主要な留学先ごとに、学生ビザなしで学べる期間の目安を確認しましょう。

国・地域学生ビザなしで学べる目安必要な電子渡航認証・手続き学生ビザ等が必要になる主なケース
アメリカ観光の一部として行う、単位取得を目的としない短い学習のみESTA通常の語学研修、単位取得を伴う学習、主目的が就学の場合
カナダ6カ月以内のコースeTA(空路入国の場合)6カ月を超える就学、現地で延長予定がある場合など
イギリス6カ月以内の短期留学UK ETA6カ月を超える英語コース、長期留学、進学目的など
アイルランド90日以内の短期留学電子渡航認証なし90日を超える留学、現地での滞在登録が必要な場合
マルタ90日以内の短期留学ETIAS(2026年第4四半期開始予定)90日を超える留学、105日以上のコースなど
オーストラリア3カ月以内の就学・研修ETA3カ月を超える留学、主目的が長期就学の場合
ニュージーランド3カ月以内の就学NZeTA3カ月を超える留学

上記はあくまで一般的な目安です。実際には、学校の種類、コース期間、年齢、国籍、過去の渡航歴などによって必要な手続きが変わることがあります。

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各国の電子渡航認証・渡航前手続き比較一覧

電子渡航認証は、ビザとは異なります。多くの場合、オンラインで申請でき、承認されると一定期間内に複数回渡航できる制度です。

ただし、電子渡航認証を取得していても、入国が保証されるわけではありません。最終的な入国可否は、到着時の入国審査で判断されます。

国・地域手続き名申請方法申請料金の目安有効期間の目安滞在可能期間の目安
アメリカESTA公式サイトまたは公式アプリUS$40.272年間またはパスポート期限まで最長90日
カナダeTAカナダ政府公式サイトCA$7最長5年間またはパスポート期限まで通常最長6カ月
イギリスUK ETAUK ETAアプリまたは公式サイト£202年間またはパスポート期限まで最長6カ月
アイルランドなし電子渡航認証制度なしなしなし短期滞在は通常90日以内
シェンゲン協定加盟国ETIAS公式サイトまたは公式アプリ予定€203年間またはパスポート期限まで180日間のうち90日以内
オーストラリアETAAustralian ETAアプリAU$20のアプリ利用料通常12カ月またはパスポート期限まで1回の入国につき最長3カ月
ニュージーランドNZeTANZeTA公式サイトまたはアプリNZ$17(アプリ申請)/NZ$23(Web申請)
+IVL NZD100
2年間通常最長3カ月

申請料金や制度は変更されることがあります。特にETIASは2026年第4四半期に開始予定の制度のため、開始時期や申請方法を渡航前に必ず確認しましょう。

国別|ビザなし留学と電子渡航認証の注意点

アメリカ|ESTAで通常の語学留学はできない点に注意

アメリカへビザなしで渡航する場合、日本国籍の方は通常、ビザ免除プログラム(VWP)を利用し、事前にESTAを取得します。申請料金はESTAは2025年9月30日に$21から$40に値上げ(One Big Beautiful Bill Act)し、2026年1月にCPI連動で$40.27になりました。

以前は『週18時間未満ならESTAで通える』と説明されることもありましたが、ESTAで認められる学習は、観光の一部として行う短いレクリエーション的な講座などに限られます。語学学校での英語研修、単位取得を伴う学習、主な渡航目的が就学である場合は、原則として学生ビザが必要となるため注意が必要です。

  • ESTA:観光・商用などの短期渡航向け
  • 通常の語学留学:F-1ビザが必要になるケースが多い
  • 職業訓練・専門コース:M-1ビザが必要になるケースあり

アメリカで学校に通う予定がある場合は、学校が発行するI-20の有無や、受講内容を確認したうえで、適切なビザを選びましょう。

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カナダ|6カ月以内のコースはStudy Permit不要の場合あり

カナダでは、6カ月以内で完了するコースであれば、通常はStudy Permitを申請せずに就学できる場合があります。

日本国籍の方が空路でカナダへ渡航する場合は、原則としてeTAの取得が必要です。eTAはカナダ政府の公式サイトからオンラインで申請できます。

  • 6カ月以内の語学留学:Study Permit不要の場合あり
  • 6カ月を超える留学:Study Permitが必要
  • 現地でコース延長の可能性がある場合:最初からStudy Permitを検討

短期留学の予定でも、現地で延長したい場合や、次の学校へ進学する可能性がある場合は、事前にビザの選び方を確認しておくと安心です。

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カナダの国旗

イギリス|6カ月以内の短期留学はETAで渡航可能

イギリスでは、6カ月以内の短期留学であれば、Standard Visitorとして渡航できる場合があります。日本国籍の方も、渡航前にUK ETAの申請が必要です。申請料金は、2026年4月8日に£16から£20に値上げとなりました。

UK ETAは、観光、短期留学、短期商用などを目的とした渡航者向けの電子渡航認証です。取得していても入国が保証されるわけではなく、入国時に滞在目的や帰国予定を確認されることがあります。

  • 6カ月以内の短期留学:ETAで渡航可能なケースあり
  • 6カ月を超え11カ月以内の英語コース:Short-term study visaが必要
  • 進学や長期留学:Student visaが必要

イギリスは留学期間によってビザの種類が変わりやすいため、コース開始日・終了日を確認してから手続きを進めましょう。

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イギリスの街並み

アイルランド|90日以内の短期留学ならビザなし渡航の対象

アイルランドには、2026年6月時点で日本国籍者向けの電子渡航認証制度はありません。

90日以内の短期語学留学であれば、通常は事前のビザ申請なしで渡航できるケースがあります。ただし、入国時には留学先の入学許可書、滞在先、帰国便、十分な資金などを確認される可能性があります。

  • 90日以内の短期留学:事前ビザなしで渡航できる場合あり
  • 90日を超える留学:現地での滞在登録等が必要
  • 就労を伴う留学:条件を要確認

アイルランドで長期の語学留学をする場合は、現地到着後の登録手続きや、学校の条件を事前に確認しておきましょう。

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マルタ|90日以内は短期滞在、長期はDビザ等を確認

マルタはシェンゲン協定加盟国です。日本国籍の方は、短期滞在であれば原則として180日間のうち90日以内の滞在が目安となります。2026年4月10日以降、EES(Entry/Exit System:電子出入国記録)の対象になり、入国時に指紋・顔写真の登録が必要になります。

2026年第4四半期以降、ETIASが開始される予定です。ETIAS開始後は、マルタを含むシェンゲン協定加盟国へ短期滞在する場合、渡航前にETIASの申請が必要になります。

  • 90日以内の短期留学:ビザなし短期滞在の対象
  • 90日を超える滞在:長期滞在手続きが必要になる可能性あり
  • 105日以上のコース:Dビザが必要になるケースあり

マルタは「90日以内」「90日超」「105日以上のコース」で手続きが変わる可能性があるため、長期留学の場合は学校の案内と公式情報を必ず確認しましょう。

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オーストラリア|ETAで3カ月以内の就学が可能

オーストラリアでは、ETAを利用して渡航する場合、3カ月以内の就学・研修が認められています。

日本国籍の方がETAを申請する場合は、Australian ETAアプリから手続きを行います。公式アプリ自体は無料ですが、申請時にAUD20のアプリ利用料がかかります。

  • 3カ月以内の語学留学:ETAで渡航可能
  • 3カ月を超える留学:Student visaが必要
  • 主な渡航目的が長期就学の場合:Student visaを検討

ワーキングホリデーや学生ビザと迷う場合は、留学期間、就労予定、学校のコース期間をもとに判断しましょう。

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ニュージーランド|NZeTAで3カ月以内の就学が可能

ニュージーランドでは、NZeTAを取得して渡航する場合、通常3カ月以内の就学が可能です。NZeTAの申請料金は、アプリ申請がNZ$17、Web申請がNZ$23のため、アプリ申請の方が6ドル節約できます。IVLは、2024年10月にNZ$35からNZ$100に引き上げられています。

NZeTAは2年間有効で、申請時にはNZeTAの料金に加えて、国際観光税(IVL)が必要になります。

  • 3カ月以内の語学留学:NZeTAで渡航可能
  • 3カ月を超える留学:Student visaが必要
  • 複数回渡航する場合:NZeTAの有効期限を確認

ニュージーランドで3カ月を超えて学ぶ場合は、出発前に学生ビザの申請を進めましょう。

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電子渡航認証を申請するときの注意点

電子渡航認証はオンラインで申請できるため便利ですが、申請時には以下の点に注意しましょう。

必ず公式サイト・公式アプリから申請する

ESTA、eTA、ETA、NZeTA、ETIASなどには、公式サイトに似せた代行サイトや高額な手数料を請求するサイトがあります。

代行サービス自体がすべて違法というわけではありませんが、公式料金よりかなり高い金額を請求されることがあります。申請前に、URLが政府公式サイトかどうかを確認しましょう。

パスポート情報を間違えない

電子渡航認証はパスポート情報と紐づいています。パスポート番号、氏名、生年月日、国籍などを間違えると、搭乗や入国に影響する可能性があります。

また、電子渡航認証の有効期限が残っていても、パスポートを更新した場合は再申請が必要になることがあります。

承認までの時間に余裕を持つ

多くの電子渡航認証は短時間で承認されますが、追加確認が必要になる場合もあります。出発直前ではなく、航空券を予約した後、または渡航予定が決まった段階で早めに申請しましょう。

電子渡航認証は入国を保証するものではない

電子渡航認証を取得していても、入国時に滞在目的、資金、滞在先、帰国予定などを確認されることがあります。

短期留学の場合は、以下の書類を準備しておくと安心です。

  • 学校の入学許可書
  • 滞在先の情報
  • 往復航空券または第三国へ出国する航空券
  • 滞在中の費用を証明できるもの
  • 海外旅行保険の証明書

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短期留学でも学生ビザを検討した方がよいケース

短期留学の場合でも、次のようなケースでは学生ビザや長期滞在許可を検討した方がよい場合があります。

  • 現地で留学期間を延長する可能性がある
  • 進学や資格取得を目的としている
  • 単位取得を伴うコースに参加する
  • インターンシップや就労を予定している
  • 保護者同伴や未成年留学など、追加条件がある
  • 過去に入国拒否やビザ却下歴がある

「ビザなしで行けるか」だけで判断すると、現地で延長できなかったり、予定していたコースに参加できなかったりすることがあります。留学期間や目的に合ったビザを選ぶことが大切です。

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よくある質問

ビザなし留学と電子渡航認証は同じですか?
同じではありません。ビザなしで渡航できる国でも、渡航前に電子渡航認証が必要な場合があります。電子渡航認証は、短期渡航者が飛行機に乗る前などに取得する事前承認であり、学生ビザや滞在許可とは別の制度です。
ESTAでアメリカの語学学校に通えますか?
通常の語学研修や、主な目的が就学となる渡航には、ESTAではなく学生ビザが必要になるケースが多いです。ESTAで認められる学習は、観光の一部として行う短いレクリエーション的な講座などに限られます。
カナダは6カ月以内なら学生ビザなしで留学できますか?
6カ月以内で完了するコースであれば、通常はStudy Permitを申請せずに就学できる場合があります。ただし、現地で延長する可能性がある場合や、6カ月を超えるコースに進む予定がある場合は、事前にStudy Permitを検討した方が安心です。
ETIASはもう始まっていますか?
2026年6月時点では、ETIASはまだ開始前で、2026年第4四半期に開始予定とされています。開始後は、マルタを含むシェンゲン協定加盟国へ短期滞在する際に、渡航前のETIAS申請が必要になる予定です。

まとめ|短期留学でも渡航前手続きは早めに確認を

短期留学は、国によっては学生ビザを申請せずに渡航できる場合があります。ただし、ビザなしで渡航できる場合でも、電子渡航認証やオンライン登録が必要になるケースが増えています。

2026年時点で特に注意したいのは、以下のポイントです。

  • アメリカはESTAで通常の語学留学はできないケースが多い
  • カナダは6カ月以内のコースならStudy Permit不要の場合あり
  • イギリスはETAで6カ月以内の短期留学が可能
  • オーストラリアはETAで3カ月以内の就学が可能
  • ニュージーランドはNZeTAで3カ月以内の就学が可能
  • ETIASは2026年第4四半期開始予定

「ビザなしで行けるかどうか」は、留学期間だけでなく、コース内容や目的によっても変わります。留学先や期間が決まったら、早めに必要な手続きを確認しておきましょう。

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