
オーストラリアへ短期で渡航する日本パスポート保持者は、渡航目的や滞在期間によって、事前にETA(Electronic Travel Authority/電子渡航許可)の申請が必要になる場合があります。
ETAは、観光、知人・家族の訪問、短期の出張・業務などを目的とした短期滞在向けの電子渡航許可です。2026年現在、日本パスポート保持者がETAを申請する場合は、原則としてスマートフォンのAustralian ETA Appから手続きを行います。
- オーストラリアETAの対象者・滞在期間・有効期限
- 2026年現在のETA申請方法と申請費用
- Australian ETA Appで申請するときに必要なもの
- ETAでできること・できないこと、申請時の注意点
オーストラリアETAとは?
ETAとは、オーストラリアへ短期で渡航する人向けの電子渡航許可です。正式にはElectronic Travel Authority(subclass 601)と呼ばれ、パスポート情報に電子的に紐づけられます。
日本パスポートを持っている方が、観光、知人・家族の訪問、短期の商用目的でオーストラリアへ渡航する場合、ETAの対象になることがあります。
| 項目 | 2026年現在の概要 |
|---|---|
| 対象者 | 日本などETA対象国・地域のパスポート保持者 |
| 主な渡航目的 | 観光、知人・家族訪問、短期の商用・出張など |
| 1回の滞在期間 | 最長3ヶ月まで |
| 有効期間 | 原則1年間、またはパスポートの有効期限までの短い方 |
| 入国回数 | 有効期間内で複数回の入国が可能 |
| 申請方法 | Australian ETA Appから申請 |
| 申請費用 | AUD20のアプリ利用サービス料 |
ETAは短期滞在向けの渡航許可です。3ヶ月を超える留学、就労を伴う滞在、長期滞在を前提とした渡航の場合は、ETAではなく、学生ビザ、ワーキングホリデービザ、訪問ビザなど、目的に合ったビザを確認する必要があります。
日本パスポート保持者はETAをアプリで申請
2026年現在、日本パスポート保持者がETAを申請する場合は、Australian ETA Appを利用します。アプリはApple StoreまたはGoogle Playから無料でダウンロードできます。
申請自体はスマートフォン上で行いますが、申請時にはパスポートの読み取り、ICチップの読み取り、顔写真の撮影、質問への回答、支払いなどが必要です。
なお、申請時・許可時ともにオーストラリア国外にいる必要があります。
注意:在日オーストラリア大使館の案内では、日本パスポート保持者はAustralian ETA Appを通してETAを申請する必要があるとされています。高額な手数料を請求する非公式サイトや、公式を装うサイトには注意しましょう。
ETAでできること・できないこと
ETAでできる主なこと
- オーストラリアへの観光
- 友人・家族の訪問
- 短期の出張・商用訪問
- 会議、商談、契約交渉などの短期ビジネス活動
- 条件に合う範囲での短期就学
ETAでできない主なこと
- オーストラリアで働くこと
- 現地企業から報酬を受ける活動
- 3ヶ月を超える就学
- 長期滞在を目的とした繰り返しの滞在
- 学生ビザやワーキングホリデービザが必要な滞在
短期語学留学であっても、コース期間や滞在目的によって必要なビザが変わることがあります。3ヶ月を超える就学を予定している場合は、ETAではなく学生ビザの対象になる可能性が高いため、事前に確認しましょう。
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ETA申請に必要なもの
Australian ETA Appで申請する前に、以下を準備しておきましょう。
- 有効な日本のパスポート
- NFC機能に対応したスマートフォン
- カメラ機能が使えるスマートフォン
- 連絡を受け取れるメールアドレス
- クレジットカード、Apple Pay、Google Payなどの支払い方法
- オーストラリア滞在中の連絡先または滞在先情報
アプリ申請では、パスポート情報を手入力するだけでなく、パスポートのICチップをスマートフォンで読み取る工程があります。スマートフォンのNFC機能がオフになっている場合や、パスポートカバー・スマートフォンケースが読み取りを妨げる場合は、うまく進まないことがあります。金属プレート入りスマホケースやパスポートカバーは外してから読み取りを試してください。
オーストラリアETAの申請手順
STEP1:Australian ETA Appをダウンロード
Apple StoreまたはGoogle Playで「AustralianETA」と検索し、公式アプリをダウンロードします。アプリ自体のダウンロードは無料です。
STEP2:パスポートをスキャン
アプリの案内に従い、パスポートの顔写真ページをスマートフォンのカメラで読み取ります。氏名、生年月日、パスポート番号などの情報が自動で読み込まれます。
STEP3:パスポートのICチップを読み取る
スマートフォンのNFC機能を使って、パスポートのICチップを読み取ります。スマートフォンの機種やパスポートの置き方によって読み取りに時間がかかることがあります。
STEP4:顔写真を撮影
アプリ上で本人確認用の顔写真を撮影します。パスポート写真と照合するため、明るい場所で、顔がはっきり写るように撮影しましょう。
STEP5:個人情報・メールアドレスを入力
住所、連絡先、メールアドレスなどを入力します。申請結果や支払いのレシートは、登録したメールアドレスに届くため、すぐに確認できるメールアドレスを使用しましょう。
STEP6:質問に回答
渡航目的、滞在先、犯罪歴の有無など、ETA申請に関する質問に回答します。回答内容によっては、ETAがすぐに発給されず、追加情報の提出を求められることがあります。
STEP7:AUD20のサービス料を支払う
申請内容を確認し、問題がなければAUD20のサービス料を支払います。支払い方法は、クレジットカード、Apple Pay、Google Payなどが利用できます。
STEP8:申請結果を確認
申請後、結果はメールで通知されます。迷惑メールフォルダに入ることもあるため、申請後は受信箱と迷惑メールフォルダの両方を確認しましょう。
ETAはいつ申請するべき?
ETAは短時間で結果が出ることもありますが、追加確認が必要になる場合は時間がかかることがあります。公式案内では、渡航の少なくとも4週間前には申請することが推奨されています。
特に、出発直前の申請はおすすめできません。ETAが発給される前に航空券や宿泊先を確定してしまうと、万が一審査に時間がかかった場合に予定変更が必要になる可能性があります。
ポイント:渡航予定が決まったら、渡航の少なくとも4週間前に申請しましょう。申請内容に誤りがあると、再申請や追加確認が必要になることがあります。
ETA申請でよくある注意点
申請内容を間違えた場合
ETAが発給された後は、氏名、生年月日、パスポート番号などの申請内容を修正できません。誤った情報で発給されてしまった場合は、正しい情報で新たにETAを申請し直す必要があります。
新しいパスポートを取得した場合
ETAはパスポート情報に紐づいています。新しいパスポートを取得した場合、古いパスポートに紐づいたETAを新しいパスポートへ移すことはできません。新しいパスポートでETAを取り直してください。
犯罪歴に関する質問に「Yes」と回答した場合
犯罪歴に関する質問への回答内容によっては、ETAがすぐに発給されないことがあります。その場合は、追加処理のために、Form 1554(ETA request for further processing)を提出するよう案内されるメールが届くことがあります。
アプリで「Currently in Australia」と表示された場合
オーストラリア国外にいるにもかかわらず、アプリ上で「Currently in Australia」と表示されるケースがあります。その場合は、公式案内に従って、必要書類や出国記録などを提出する必要があります。
非公式サイト・高額な代行サイトに注意
ETA申請に関連して、公式サイトのように見える非公式サイトや、高額な手数料を請求するサイトが見られます。ETAは公式のAustralian ETA Appから申請するようにしましょう。
ETAと学生ビザ・ワーキングホリデービザの違い
オーストラリアへ行く目的によって、必要なビザは異なります。ETAは短期滞在向けの渡航許可であり、留学や就労を目的とした長期滞在には適していません。
| 目的 | 検討する主なビザ・渡航許可 |
|---|---|
| 観光・家族訪問・短期出張 | ETA(subclass 601) |
| 3ヶ月以内の短期就学 | ETAまたは訪問ビザなど、条件により確認 |
| 3ヶ月を超える留学 | 学生ビザ |
| 働きながら滞在したい | ワーキングホリデービザなど |
| 長めの観光・家族訪問 | 訪問ビザ(subclass 600)など |
語学学校に通う場合でも、期間が3ヶ月以内か、3ヶ月を超えるかによって必要なビザが変わることがあります。学校の申込み前に、滞在期間とビザ条件を確認しておきましょう。
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よくある質問
まとめ:ETAは短期渡航向け。留学目的なら期間とビザ条件を確認しましょう
オーストラリアETAは、日本パスポート保持者が短期の観光、家族・友人訪問、短期出張などで渡航する際に利用できる電子渡航許可です。申請はAustralian ETA Appから行い、1回の滞在は最長3ヶ月までです。
一方で、ETAでは就労はできず、3ヶ月を超える留学にも適していません。語学学校や専門学校、大学などへの留学を検討している場合は、コース期間や滞在目的に合わせて、学生ビザやワーキングホリデービザなどを確認しましょう。
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公式情報・参考リンク
- Australian Government Department of Home Affairs:Electronic Travel Authority subclass 601
- 在日オーストラリア大使館:ETA(電子渡航許可)
- Australian ETA App:申請ガイド・ビデオガイド
※本記事は2026年6月時点で確認できる公式情報をもとに作成しています。ビザ・入国条件は予告なく変更されることがあるため、申請前には必ずオーストラリア政府の公式情報をご確認ください。
