【2026年】カナダビザ申請の健康診断・パネルドクター|必要な人と受診方法

カナダビザ申請の健康診断

カナダの学生ビザ、ワーキングホリデー、Co-op、就労許可証などを申請する際、「健康診断は必要ですか?」というご質問をいただくことがあります。

結論からいうと、日本に通常居住している方が、一般的な留学やワーキングホリデー目的でカナダに渡航する場合、健康診断が不要なケースが多いです。ただし、過去の滞在国やカナダで予定している仕事・実習内容によっては、IRCC指定の医師(パネルドクター)による健康診断が必要になります。

このページでは、2026年6月時点のIRCC(カナダ移民・難民・市民権省)公式情報をもとに、カナダビザ申請で健康診断が必要になるケース、パネルドクターの探し方、受診の流れ、持ち物、費用の目安をわかりやすくまとめます。

  • カナダビザ申請で健康診断が必要になるケース
  • 日本から申請する場合に健康診断が必要かどうか
  • IRCC指定パネルドクターの探し方
  • 健康診断の受け方、持ち物、費用の目安

カナダビザ申請の健康診断(IME)とは?

カナダのビザ申請で求められる健康診断は、Immigration Medical Exam(IME)と呼ばれます。カナダに入国する人が、健康上の理由で入国不許可に該当しないかを確認するための手続きです。

健康診断は、どの病院でも受けられるわけではありません。IRCCが指定したPanel Physician(パネルドクター)で受診する必要があります。日本語では「指定医」「指定病院」「パネル医師」などと呼ばれることもあります。

パネルドクターは健康診断を実施し、結果をIRCCに送信します。ただし、ビザ申請の可否を判断するのはパネルドクターではなくIRCCです。

日本からカナダ留学する場合、健康診断は必要?

2026年6月時点で、IRCCの「健康診断が必要な国・地域リスト」では、日本は健康診断が必要な国には含まれていません。そのため、日本に通常居住している方が日本からカナダの学生ビザ、ワーキングホリデー、観光ビザなどを申請する場合、通常は健康診断を求められないことが多いです。

ただし、次のような場合は健康診断が必要になることがあります。

ケース健康診断の要否注意点
日本に通常居住し、日本から一般的な留学・ワーホリを申請する場合通常は不要なことが多い日本はIRCCの健康診断対象国リストでは「no」とされています。
過去1年以内に、健康診断が必要な国・地域に連続6ヶ月以上滞在・渡航した場合必要になる可能性あり国籍ではなく、直近の滞在歴が関係します。
カナダで医療・介護・保育・小中高校など、公衆衛生に関わる仕事をする場合必要滞在国や滞在期間に関係なく、仕事内容によって必要になります。
Co-op、インターン、ボランティアで子ども・高齢者・患者と接する可能性がある場合必要になる可能性あり職種・実習先により判断が変わります。事前確認がおすすめです。
IRCCから健康診断の指示が届いた場合必要指示書に記載された期限内に受診します。

特に、ワーキングホリデーやCo-opで「現地で働く可能性がある」場合は注意が必要です。医療・保育・介護・教育関連の仕事を希望する場合、健康診断を受けていないと、ワークパーミットに就労制限が記載されることがあります。

健康診断が必要になる主な職種

IRCCでは、公衆衛生を保護する必要がある仕事に就く場合、健康診断が必要になると案内しています。代表的な職種は次の通りです。

  • 医療機関で働く場合
  • 臨床検査、病院、介護施設などで働く場合
  • 医療・歯科系の学生としてカナダの大学に通う場合
  • 小学校・中学校・高校など教育機関で働く場合
  • 保育園、デイケア、チャイルドケア関連で働く場合
  • 子ども、高齢者、障がいのある方の在宅ケアを行う場合
  • その他、人と密接に接する仕事でIRCCが必要と判断する場合

語学留学や一般的な学生ビザ申請では健康診断が不要でも、現地でのアルバイト、実習、ボランティア、Co-opの内容によっては必要になることがあります。

健康診断はいつ受ける?

健康診断が必要な場合、受け方は大きく分けて2つあります。

1. 申請前に受ける(Upfront medical exam)

ビザ申請を提出する前に、自分でパネルドクターに予約をして健康診断を受ける方法です。これをUpfront medical examといいます。

学生ビザ、ワークパーミット、ビジター、スーパービザなどでは、申請前に健康診断を受けることができます。受診後にパネルドクターから渡される書類を、ビザ申請時にアップロードします。

健康診断が必要になることが明らかな場合は、申請前に受けておくことで、後からIRCCに追加書類として求められるよりも手続きがスムーズになることがあります。ただし、健康診断を受けたこと自体がビザの許可を保証するものではありません。

2. 申請後にIRCCから指示が届いてから受ける

ビザ申請後にIRCCからMedical Exam Instructions(健康診断の指示)が届く場合があります。この場合は、指示書に記載された期限や内容に従って、パネルドクターに予約を入れます。

IRCCから指示が届いた場合は、自己判断で放置せず、指定された期限内に受診することが大切です。指示に従わない場合、申請に遅れが出たり、申請が却下される可能性があります。

健康診断の持ち物

健康診断の持ち物は、受診する病院や申請状況によって異なります。予約時に必ず病院へ確認してください。一般的には、次のようなものが必要です。

  • 有効なパスポート
  • IRCCから届いたMedical Report form(IMM 1017EまたはIMM 1020E)※申請後に指示を受けた場合
  • IME番号またはUCI番号が記載された書類 ※該当する場合
  • Upfront medicalの場合は、申請カテゴリー(Student / Worker / Visitorなど)が分かる情報
  • 眼鏡・コンタクトレンズを使用している方はその一式
  • 現在治療中の病気がある場合は、英文の診断書や検査結果
  • 現在服用している薬の情報
  • 予防接種記録 ※任意ですが、持参が推奨されています
  • eMedicalを使用しない病院の場合は、指定サイズの写真

多くの病院ではeMedicalにより結果を電子送信しますが、病院によって必要書類や予約方法が異なります。必ず予約時に最新の持ち物を確認してください。

健康診断で行われること

標準的な健康診断では、問診、身体検査、視力・聴力確認、胸部レントゲン、血液検査、尿検査などが行われます。必要な検査内容は年齢や申請内容によって異なります。

検査結果に確認が必要な項目がある場合は、追加検査や専門医の診察を求められることがあります。その場合、結果の送信やビザ審査に時間がかかることがあります。

健康診断の結果は誰が提出する?

健康診断の結果は、通常、パネルドクターがIRCCへ直接送信します。申請者本人が検査結果の詳細をIRCCへ提出するわけではありません。

ただし、Upfront medical examを受けた場合は、受診後にパネルドクターから渡されるInformation printout sheetまたはIMM 1017B Upfront Medical Reportを、ビザ申請時にアップロードする必要があります。

受診後に渡された書類は、カナダ入国時や後日の確認で必要になることがあります。必ずコピーを保管しておきましょう。

健康診断の有効期限

健康診断の結果は、原則として12ヶ月間のみ有効です。健康診断を早く受けすぎると、カナダ入国前に有効期限が切れてしまう可能性があります。

ワーキングホリデーなどで招待状を受け取ってから申請する場合は、健康診断が必要かどうかを確認したうえで、受診のタイミングを決めることが大切です。

日本国内の主なパネルドクター

パネルドクターは変更されることがあります。また、IRCCの公式リストに掲載されている特定の医師が予約時に対応できない場合、同じ医療機関内の別の指定医または代替医師が案内されることがあります。

受診前には、必ずIRCC公式のパネルドクター検索ページで「Japan」を選択し、最新情報を確認してください。

IRCC公式:Find a Panel Physician

医療機関所在地予約・注意点
神戸海星病院兵庫県神戸市灘区篠原北町3丁目11番15号予約制。成人は平日午前の指定時間帯で案内されています。出発日が近い場合や既往歴がある場合は、予約時に相談してください。
公式ページを確認する
聖母病院東京都新宿区中落合2-5-1電話予約制。診察日・受付時間が限られているため、早めの予約がおすすめです。
公式ページを確認する
東京メディカルアンドサージカルクリニック東京都港区芝公園3-4-30 32芝公園ビル2階電話予約制。Canadian Visa Physical Examinationとして案内されています。IME/UCI番号、またはUpfront medicalの申請カテゴリーが必要です。
公式ページを確認する

費用の目安

健康診断の費用は、受診する病院、年齢、検査内容によって異なります。IRCCは、健康診断に関する費用は申請者本人が支払うものとして案内しています。

2026年6月確認時点では、日本国内のパネルドクターでは、15歳以上・16歳以上の成人で3万円前後の費用が案内されているケースがあります。ただし、費用は変更されることがあるため、予約時に必ず最新料金を確認してください。

注意:健康診断の費用は、ビザ申請が却下された場合でも返金されません。また、追加検査や専門医の診察が必要になった場合は、別途費用がかかることがあります。

受診から結果反映までの流れ

  1. 健康診断が必要か確認する
  2. IRCC公式リストでパネルドクターを探す
  3. 病院に予約する
  4. 必要書類を準備して受診する
  5. パネルドクターが結果をIRCCへ送信する
  6. Upfront medicalの場合は、受診証明書をビザ申請にアップロードする
  7. IRCCの審査を待つ

結果の送信時期は病院や検査内容によって異なります。数営業日で送信される場合もありますが、追加検査が必要な場合は時間がかかります。渡航予定日が近い方は、予約時に病院へ相談してください。

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よくある質問

日本からカナダに留学する場合、健康診断は必ず必要ですか?
必ず必要というわけではありません。日本はIRCCの健康診断対象国リストでは「no」とされています。そのため、日本に通常居住している方が一般的な留学目的で申請する場合、健康診断が不要なことが多いです。ただし、過去の滞在国やカナダで予定している仕事・実習内容によっては必要になることがあります。
ワーキングホリデーでも健康診断が必要ですか?
通常のワーキングホリデーでは不要なことが多いですが、医療、介護、保育、教育など、公衆衛生に関わる仕事を希望する場合は健康診断が必要になることがあります。健康診断を受けていない場合、ワークパーミットに就労制限が記載されることがあります。
健康診断は申請前に受けた方がいいですか?
健康診断が必要になることが明らかな場合は、申請前にUpfront medical examとして受診することができます。申請後にIRCCから指示が届いてから受ける方法もあります。どちらがよいかは、申請内容、職種、渡航時期によって異なります。
かかりつけ医や近所の病院で健康診断を受けられますか?
受けられません。カナダビザ申請用の健康診断は、IRCCが指定したPanel Physician(パネルドクター)のみが実施できます。通常の健康診断や人間ドックの結果では代用できません。
健康診断の結果は自分でIRCCに送りますか?
通常、検査結果はパネルドクターがIRCCへ直接送信します。ただし、Upfront medical examを受けた場合は、受診後に渡されるInformation printout sheetまたはIMM 1017B Upfront Medical Reportを、ビザ申請時にアップロードする必要があります。
健康診断の有効期限はどのくらいですか?
健康診断の結果は原則として12ヶ月間のみ有効です。早く受けすぎると、カナダ入国前に有効期限が切れる可能性があるため、受診時期には注意が必要です。

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