【2026年】第4回 渡航初日の英会話

留学準備ガイド|第4回

留学の渡航初日は、空港、入国審査、乗り継ぎ、送迎、ホームステイ到着など、英語を使う場面が続きます。完璧な英語で話す必要はありません。短く、はっきり、必要な情報を伝えられるように準備しておきましょう。緊張して聞き取れないこともありますので、わからないときは無理に答えず、聞き返したり、必要な書類を見せたりしながら対応しましょう。

留学準備ガイド(全6回)

出発前に必ず読んでおきたい6つのステップ

  1. 第1回:留学準備チェックリスト
  2. 第2回:留学成功の秘訣
  3. 第3回:安全な海外留学のために(危機管理)
  4. 第4回:空港・ホームステイでの英会話◀ このページ
  5. 第5回:ホームステイのルール確認の英語表現
  6. 第6回:到着後にすること
  • 空港・入国審査で使う基本フレーズ
  • 乗り継ぎ・遅延・荷物トラブルで使う英語
  • 送迎スタッフ・タクシー・ホームステイ到着時の表現
  • 聞き取れないとき・困ったときの聞き返しフレーズ

まず覚えておきたい基本フレーズ

場面英語意味
聞き返すCould you say that again, please?もう一度言っていただけますか?
ゆっくり話してもらうCould you speak more slowly, please?もう少しゆっくり話していただけますか?
意味がわからないI’m not sure what you mean.どういう意味かわかりません。
書いてもらうCould you write that down, please?書いていただけますか?
確認するLet me check.確認します。
助けを求めるCould you help me?手伝っていただけますか?
わからないI’m sorry, I don’t understand.すみません、わかりません。

1. 空港チェックインで使う英語

日本語英語フレーズ
チェックインをお願いします。I’d like to check in, please.
オンラインでチェックインできませんでした。I couldn’t check in online.
この荷物を預けたいです。I’d like to check this bag.
通路側の席はありますか?Do you have an aisle seat available?
最終目的地まで荷物は運ばれますか?Will my baggage be checked through to my final destination?
搭乗口はどこですか?Where is the boarding gate?

2. 保安検査・機内で使う英語

液体物、電子機器、モバイルバッテリー、薬などは、保安検査で確認されることがあります。空港によって、パソコンや液体物をバッグから出す必要がある場合と、そのままでよい場合があります。係員の指示に従い、わからない場合は確認しましょう。

日本語英語フレーズ
これは薬です。This is my medication.
処方箋があります。I have a prescription.
ノートパソコンを出す必要がありますか?Do I need to take out my laptop?
これはバッグから出す必要がありますか?Do I need to take this out of my bag?
この席で合っていますか?Is this my seat?
水をいただけますか?Could I have some water, please?

3. 入国審査で使う英語

入国審査では、渡航目的、滞在期間、滞在先、学校名などを確認されることがあります。質問には、実際の渡航目的やビザ・電子渡航認証の条件に合わせて、正確に答えてください。わからない質問に推測で答えたり、事実と異なる説明をしたりしないことが大切です。

入学許可書、滞在先住所、ビザ関連書類、帰国便・第三国行き航空券など、入国時に確認される可能性のある書類は、すぐに提示できるようにしておきましょう。

質問されること答え方の例
What is the purpose of your visit?実際の渡航目的やビザに合った内容を答えます。下記の「アメリカへESTAで短期留学する場合の注意」も確認してください。
How long will you stay?I will stay for three months.
Where will you stay?I will stay with a host family. Here is the address.
Which school will you attend?I will attend ABC Language School.
Do you have your school documents?Yes. Here is my letter of acceptance.

語学学校では、一般に週18時間以上の英語研修をF-1学生ビザ向けのフルタイムコースとして設定し、それ未満のパートタイムコースをESTA等で受講できるコースとして案内していることがあります。学生ビザなしでの受講を希望する場合は、学校に申し込む際に、ESTAで受講できるコースかどうかを確認してください。

なお、ESTAで渡航する場合は、観光・休暇が主な渡航目的であり、その滞在の一部として短期の英語コースを受講することが前提となります。

そのため、ESTAで短期のパートタイム英語コースを受講する場合、入国審査で渡航目的を聞かれて、単に「I’m here to study English.(英語を勉強しに来ました)」と答えると、留学そのものが主な渡航目的と受け取られ、学生ビザが必要ではないかと確認されることがあります。

観光・休暇が主な目的で、実際にその一部としてパートタイムの英語コースを受講する場合は、その内容を正確に説明しましょう。

I’m here for a vacation. I’ll also take a part-time English course during my stay.
休暇で来ました。滞在中にパートタイムの英語コースも受講します。

一方、F-1学生ビザで語学留学をする場合は、次のように説明できます。

I’m here to study English at ABC Language School.
ABC Language Schoolで英語を勉強するために来ました。

大切なのは、入国審査を通過しやすくするために答え方を変えることではなく、実際の渡航目的と受講内容を正確に説明することです。

キオスクやeGateを利用する場合もあります

空港によっては、最初から有人カウンターへ進むのではなく、キオスクやeGateでパスポートの読み取り、顔写真撮影、入国・税関申告などを行う場合があります。画面に日本語を選べる場合もありますので、表示に従って手続きを進めましょう。

キオスクやeGateを利用した場合でも、その後に入国審査官から渡航目的や滞在先などについて質問されることがあります。

国によっては事前のオンライン申告が必要です

国によっては、入国前にオンラインで税関・入国申告などを行う必要があります。

たとえばニュージーランドでは、入国する渡航者は原則として「New Zealand Traveller Declaration(NZTD)」を提出します。空路の場合は、旅行開始の24時間前からオンラインまたは公式アプリで無料で提出できます。

入国・税関手続きは変更されることがありますので、出発前に渡航先政府の公式サイトで最新情報を確認してください。

アメリカ入国後はI-94も確認

アメリカの入国記録「I-94」は原則として電子化されています。F-1学生ビザなどで入国した方は、入国後にCBPの公式サイトでI-94を確認し、氏名、入国日、入国資格(Class of Admission)、滞在期限などの記録に誤りがないか確認しておきましょう。

4. 乗り継ぎ・遅延・荷物トラブルで使う英語

乗り継ぎ便の変更や遅延、荷物が届かないといったトラブルが起きた場合は、航空会社や空港スタッフに早めに相談しましょう。

日本語英語フレーズ
乗り継ぎ便はどこで確認できますか?Where can I check my connecting flight?
次の便に間に合わないかもしれません。I might miss my connecting flight.
私の便はキャンセルされました。My flight has been cancelled.
次に利用できる便に変更してもらえますか?Could you rebook me on the next available flight?
荷物が出てきません。My baggage hasn’t arrived.
荷物が壊れています。My baggage is damaged.
届いていない荷物について届け出たいです。I’d like to report my missing baggage.

荷物が届かない場合は、空港を出る前に航空会社や手荷物サービスカウンターで申告し、受付番号や書類を保管しておきましょう。

5. 空港送迎・タクシーで使う英語

空港送迎を申し込んでいる場合は、出発前に待ち合わせ場所、送迎会社やドライバーの連絡先、到着が遅れた場合の連絡方法を確認しておきましょう。

日本語英語フレーズ
私は〇〇です。送迎を予約しています。I’m 〇〇. I have booked airport pickup.
送迎のドライバーが見つかりません。I can’t find my driver.
この住所までお願いします。Could you take me to this address, please?
どのくらい時間がかかりますか?How long will it take?
料金はいくらですか?How much will it cost?
ここで降ろしてください。Could you drop me off here, please?

送迎を予約している場合は、知らない人から名前を呼ばれただけで車に乗らず、学校や送迎会社から案内された会社名、ドライバー名、車両情報などを確認しましょう。

タクシーや配車アプリを利用する場合も、正規のサービスを利用し、乗車前に車両番号や運転手の情報が予約内容と一致しているか確認してください。

6. ホームステイ到着時の英語

ホームステイ先に到着したら、まずはあいさつとお礼を伝えましょう。長旅で疲れていても、難しい英語を話す必要はありません。笑顔で簡単にあいさつするだけでも十分です。

日本語英語フレーズ
はじめまして。Nice to meet you.
受け入れてくださってありがとうございます。Thank you for having me.
長旅で少し疲れています。I’m a little tired after the long flight.
部屋を見せていただけますか?Could you show me my room?
今日は何時に夕食ですか?What time is dinner today?
Wi-Fiのパスワードを教えていただけますか?Could you tell me the Wi-Fi password, please?
家族に到着したことを連絡してもいいですか?Can I let my family know that I’ve arrived?

ホームステイ先の生活ルールや、シャワー、洗濯、食事、門限などについては、第5回「ホームステイのルール確認の英語表現」で詳しく紹介しています。

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よくある質問

入国審査で英語が聞き取れなかったらどうすればいいですか?
慌てずに「Could you say that again, please?」「Could you speak more slowly, please?」と伝えましょう。必要な書類を見せながら答えると伝わりやすくなります。質問がわからないまま「Yes」と答えず、理解できるまで聞き返しましょう。
入国審査では何を答えればいいですか?
実際の渡航目的、滞在期間、滞在先、学校名などを、ビザや電子渡航認証の条件に沿って正確に答えてください。暗記した例文をそのまま答えるのではなく、自分の留学内容を簡単な英語で説明できるようにしておきましょう。必要に応じて入学許可書や滞在先情報などを提示してください。
ESTAでアメリカの語学学校に通う場合、入国目的は何と答えればいいですか?
観光・休暇が主な渡航目的で、その一部としてESTAで受講可能なパートタイム英語コースを受講する場合は、その事実を正確に説明してください。たとえば「I’m here for a vacation. I’ll also take a part-time English course during my stay.」と説明できます。学生ビザなしで受講できるかどうかは、学校へ申し込む際に必ず確認してください。
ホームステイ先で最初に何を言えばいいですか?
「Nice to meet you. Thank you for having me.」だけでも大丈夫です。笑顔であいさつし、疲れている場合は「I’m a little tired after the long flight.」と伝えましょう。
渡航初日にスマホが使えない場合に備えるには?
滞在先の住所、学校の緊急連絡先、送迎会社の連絡先などを、英語表記で紙にも持っておきましょう。空港Wi-Fiが使えない場合でも、住所を見せればタクシーや空港スタッフに相談しやすくなります。

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