
2025年から、日本国籍の方もイギリスへ短期滞在する際に、ETA(Electronic Travel Authorisation/電子渡航認証)の取得が必要になりました。
ETAは、観光、家族・友人訪問、出張、6か月以内の短期留学などでイギリスに渡航する方が、出発前に取得する電子渡航認証です。2026年現在、申請料は20ポンド、有効期間は2年間またはパスポートの有効期限までとなっています。(2026年4月8日に£16から£20に改定されました。)
このページでは、日本国籍の方がイギリスETAを申請する方法、対象者、必要なもの、申請時の注意点をわかりやすく解説します。
- イギリスETAが必要になる人
- 2026年現在のETA申請料金・有効期間・審査期間
- UK ETAアプリ・オンラインでの申請方法
- イギリス留学でETAを使えるケース、ビザが必要になるケース
イギリスのETAとは?
ETAとは、Electronic Travel Authorisationの略で、イギリスに渡航する前に取得する電子渡航認証です。アメリカのESTA、カナダのeTA、オーストラリアのETAに近い制度と考えるとわかりやすいでしょう。
日本国籍の方は、観光や短期留学など6か月以内の滞在でイギリスに渡航する場合、原則として出発前にETAを取得する必要があります。
ETAはパスポートに電子的に紐づけられるため、許可証を印刷して提示する必要はありません。ただし、渡航前にETAの承認メールが届いていることを必ず確認しておきましょう。
イギリスETAの基本情報【2026年版】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Electronic Travel Authorisation(ETA) |
| 対象国 | 日本を含むETA対象国の国籍を持つ方 |
| 対象となる主な渡航目的 | 観光、家族・友人訪問、出張、6か月以内の短期留学など |
| 申請料金 | 20ポンド |
| 審査期間の目安 | 通常は1日以内に結果が届くことが多いですが、最大3営業日かかる場合があります |
| 有効期間 | 2年間、またはパスポートの有効期限までのいずれか早い方 |
| 入国回数 | 有効期間内であれば複数回の渡航が可能 |
| 申請方法 | UK ETAアプリまたはオンライン申請 |
ETAの申請料は返金されません。また、民間の代行サイトや類似サイトを利用すると、公式料金より高い手数料がかかる場合があります。申請は、必ず英国政府の公式ページから行いましょう。
ETAが必要になる人
以下に該当する方は、イギリス渡航前にETAの申請が必要です。
- 日本国籍のパスポートで渡航する方
- 観光、短期留学、家族・友人訪問、出張などでイギリスに短期滞在する方
- 6か月以内の滞在を予定している方
- イギリスで入国審査を通過する乗り継ぎをする方
- 赤ちゃんや子どもを含む、渡航者全員
家族やグループで渡航する場合も、1人につき1件のETAが必要です。乳幼児や未成年者も例外ではありません。
ETAが不要な人
以下に該当する方は、ETAが不要です。
- イギリス国籍またはアイルランド国籍の方
- 有効なイギリスのビザを持っている方
- イギリスに居住・就労・就学する許可を持っている方
- イギリスの空港で入国審査を通過しない乗り継ぎをする方
乗り継ぎの場合、空港の制限エリア内で乗り継ぐ「エアサイド」か、入国審査を通過する「ランドサイド」かによってETAの要否が変わります。不明な場合は、航空会社に確認しておきましょう。
ETAでできること・できないこと
ETAでできること
ETAを取得すると、主に以下の目的でイギリス本土、ジャージー島、ガーンジー島、マン島へ渡航できます。
- 観光
- 家族・友人訪問
- 出張や短期のビジネス訪問
- 6か月以内の短期留学
- 一部の許可された有償活動
- 入国審査を通過する乗り継ぎ
ETAでできないこと
ETAは、長期滞在や就労を目的とした許可ではありません。以下のような目的では、ETAではなく別のビザが必要になります。
- 6か月を超えて滞在すること
- イギリスの会社で働くこと
- 自営業として働くこと
- 頻繁な出入国を繰り返して実質的にイギリスに居住すること
- イギリスで結婚またはシビルパートナーシップの登録をすること
ETAを取得していても、イギリスへの入国が保証されるわけではありません。到着時には通常どおり入国審査を受ける必要があります。
イギリス留学でETAを使えるケース
イギリス留学の場合、滞在期間やコース内容によって、ETAで渡航できるケースと、ビザ申請が必要になるケースがあります。
| 留学内容 | 必要な手続きの目安 |
|---|---|
| 6か月以内の語学留学・短期留学 | ETAで渡航できるケースが多い。※認定機関(Accreditation UK等)であること |
| 6か月を超え、11か月以内の英語コース | Short-term Study Visaが必要 |
| 大学・カレッジなどの正規留学 | Student Visaが必要 |
| 就労、インターン、ワーキングホリデー | 目的に合ったビザが必要 |
「6か月以内だから必ずETAで大丈夫」というわけではなく、コース内容や渡航目的によって必要な手続きが変わる場合があります。イギリス留学を予定している方は、学校のコース期間と滞在目的を確認したうえで準備しましょう。ETAでの6か月以内の留学は、Home Office認定機関(Accreditation UK、BAC、OfSなど)であることが必須で、州立学校・アカデミーでの就学は不可となっています。
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イギリス留学のビザやETAが不安な方へ
留学期間や学校の種類によって、ETAで渡航できる場合とビザ申請が必要な場合があります。ご希望の留学プランにあわせて、必要な手続きを一緒に確認します。
ETA申請に必要なもの
ETAを申請する前に、以下を準備しておきましょう。
- 渡航時に使用するパスポート
- メールアドレス
- 支払いに使うクレジットカード、デビットカード、Apple Pay、Google Payなど
- 申請者本人の顔写真を撮影できるスマートフォンまたは写真データ
UK ETAアプリを利用する場合は、スマートフォンのカメラでパスポートを読み取り、顔写真や顔のスキャンを行います。アプリは英語表示です。
アプリを利用できない場合は、オンライン申請も可能です。
UK ETAアプリで申請する方法
イギリスETAは、UK ETAアプリまたはオンラインで申請できます。スマートフォンを使える場合は、アプリからの申請が便利です。
申請の流れ
- 英国政府のETA公式ページにアクセスする
- UK ETAアプリをダウンロードする、またはオンライン申請に進む
- パスポート情報を読み取る、または写真をアップロードする
- 申請者本人の顔写真を撮影する
- 住所、職業、他の国籍、犯罪歴などの質問に回答する
- 18歳未満の場合は、親権者・保護者の連絡先を入力する
- 申請内容を確認し、申請料20ポンドを支払う
- UK Visas and Immigration(UKVI)からの審査結果メールを待つ
アプリで申請できない場合
スマートフォンにアプリをダウンロードできない場合や、代理申請する相手がその場にいない場合は、オンライン申請を利用できます。
オンライン申請では、パスポートの写真と申請者本人の顔写真が必要です。写真が不鮮明だったり、パスポート情報と入力内容が一致していなかったりすると、審査が遅れたり却下されたりする可能性があります。
ETA申請後の流れ
申請後、まず申請を受け付けたことを知らせるメールが届きます。その後、UKVIからETAの審査結果がメールで届きます。
審査結果は通常早く届くことが多いですが、最大3営業日かかる場合があります。渡航直前ではなく、イギリス行きが決まったら早めに申請しておくと安心です。2026年2月25日から、対象国民約85か国が有効なETAなしではイギリスへ渡航できない厳格な運用が開始されました。航空会社・Eurostarは、ETA未取得者の搭乗を拒否すると発表されています。
ETAが承認されると、ETA参照番号が記載されたメールが届きます。ETAは申請時に使用したパスポートに電子的に紐づけられます。

ETAの有効期間とパスポート変更時の注意点
ETAの有効期間は、2年間またはパスポートの有効期限までのいずれか早い方です。有効期間内であれば、イギリスへ複数回渡航できます。
ただし、パスポートを更新した場合や、申請時とは別のパスポートで渡航する場合は、新しいパスポートでETAを再申請する必要があります。
ETAの有効期限は、英国政府のオンラインサービスで確認できます。
ETA申請時の注意点
1. 公式サイトから申請する
ETAは英国政府の公式ページまたはUK ETAアプリから申請できます。検索結果に表示される民間の代行サイトや類似サイトでは、公式料金より高い手数料が請求される場合があります。
2. 申請後は返金されない
ETAの申請料は、申請後に返金されません。氏名、生年月日、パスポート番号などに誤りがないか、送信前に必ず確認しましょう。
3. ETAが承認されるまで渡航しない
イギリスへ渡航する前に、ETAの承認メールが届いている必要があります。申請中の状態では渡航できないため、余裕をもって申請しましょう。
4. パスポートとETAはセットで管理する
ETAは申請時に使用したパスポートに紐づきます。渡航時は、ETAを申請したパスポートを使用してください。
よくある質問
まとめ
2026年現在、日本国籍の方がイギリスへ観光、短期留学、出張などで渡航する場合、原則としてETAの取得が必要です。
ETAの申請料は20ポンドで、有効期間は2年間またはパスポートの有効期限までです。申請はUK ETAアプリまたはオンラインで行うことができ、通常は早く結果が届きますが、最大3営業日かかる場合があります。
イギリス留学の場合、6か月以内の短期留学であればETAで渡航できるケースが多い一方、6か月を超える英語コースや正規留学では別のビザが必要になります。留学期間や学校の種類にあわせて、必要な手続きを確認しておきましょう。
